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第八話 混乱男と下着少女と切り裂かれ魔と...

 ヒーローとは

 人類の今の能力、技術では倒せない、人類に害をなす存在

 カイジン それは 怪人であったり、改人であったりするのだが、

 そのような存在を倒す事が出来るモノの総称である。


 人類では対処できない存在を倒せることから、

 ヒーローとは必然的に、人外

 つまりカイジンと同様の存在であると言える。


 霧早紀 美鈴は、僕が知っている限り"人間"だった。


 しかし今の彼女は、改人サキヨシを圧倒できていることから、

 彼女はやはり、"改人"にされてしまったのだろう。


 人を超えた能力の代償に、僕やサキヨシ、マサシンと同じような人類に害をなす、

 変態的な衝動を植え付けられている。


 だから彼女は、ヒーローキリサキは"キレイ"になったのだ。


 僕の思い出にいる霧早紀 美鈴は"可愛かった"から。


 「ひゃああああああああああ!!」


 改人サキヨシが気勢を上げ、奇声を上げる。


 両手にある指の一本一本からそれぞれはさみを生やしていく。


 そのはさみたちは、そのどれもが今までサキヨシが見せたモノよりも凄みを持っていた。


 

 切り札だ。


 すぐにそれが分かった。



 「ひゃははは…これがオレの奥の手。ジョニーデッ○ シザーハン○スタイルだ!!」


 …

 ……


 ギリギリだ。


 てか僕が頭の中でツッコんだ内容とかぶっている。


 なんか悲しい。



 ダッ!!


 とサキヨシは勢いよく僕たちの方へ。


 つまりヒーローキリサキの所へ突進してきた。


 サァッと

 キリサキの周りで優雅に漂っていた8本の日本刀の群れは、

 獲物の突然の特攻に、なんの動揺も見せずに反応して、迎撃を開始した。


 舞い


 僕の乏しい言葉でそれを表現するには、その単語しかなかった。


 ダンスでも、踊りでもタンゴでもない。


 かといって格闘技や暴力とは程遠い美しさのその動きは、


 舞い


 としか言えなかった。


 受け止めずに受け流す。


 そのキリサキの判断を忠実に再現しているのだろう。


 綺麗な流線を描いた8本の日本刀は、改人サキヨシに僕から見たら左側から触れ、


 そのまま右側へ誘導した。


 ドォン!!


 見ていて分からなかったが、おそらく日本刀の動きでサキヨシのバランスを崩していたのだろう。


 彼はそのまま、自分が突進をするために使った力で20メートル以上吹き飛ばされ、

 まだ残っていた壁に激突したのだ。


 「ガファ!!」


 口から吐血するサキヨシ。


 「…今投降するなら命は助けてあげる。改人は被害者でもあるから。

 欲望に溺れて人を傷つけた罪を償いましょう。」

 

 淡々と業務的な口調だった。

 

 「ひゃ!ゴメンだね。俺は今の状況を気に入っているんだ。

 強い肉体。少女の服を肉体と共に切り裂いた時のエクスタシー。

 どんな薬をヤッタ時よりも気持ちが良いんだ。

 止められねぇよ。


 聞いたことあるか?


 まだ未来のある可愛い可愛い少女の命乞い。


 「お願い!なんでもするから命だけは!」


 なんて言っているガキになんでもさせて


 辱めた後にゆっくり殺していくんだ…


 くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ


 どんな高級料理よりも美味だぜ?


 ありゃ」


 くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ…


 気味の悪いサキヨシの笑い声が響く。

 

 こいつ

 

 こいつは


 「そう。分かった。一応業務だから聞いたけど。

 これで何の問題も無くなった。」

 

 死ね とキリサキはつぶやいた。


 8本の日本刀が20メートル先のサキヨシの所へ向かっていく。


 「ひゃひゃひゃ」


 両手のシザー…


 両手に生やしたはさみで、日本刀をさばくサキヨシ。


 しかし、キリサキの方が上手だった。


 サキヨシの隙を見て、サキヨシの右足に1本。


 それに動揺した間に、右腕に2本。次いで左足に1本。左手に1本。


 高速で 黒ひげ危機一髪ゲームをしているように、

 タンタンタンとリズムよく日本刀を突き刺していき


 「残念。終わり。」


 ズブリ


 とサキヨシの体に残った3本の日本刀を突き刺した。


 その瞬間。


 キリサキの顔が暗くなった。


 改造人間。


 改人。


 いくらもう人間では無くなったとはいえ


 いくら相手が少女を何人も惨殺してきた殺人鬼とはいえ

 

 殺人。

 

 であることには変わりはないのだ。


 彼女がヒーローキリサキとなって、

 何人のカイジンたちを倒して来たのか分からないが

 

 今でも、ツライのだろう。


 まだ慣れないのだろう。


 彼女は優しい人だったから。

 

 僕はその彼女の優しさに惚れたのだから。








 

 




 なんて、


 だからといって


 こんなに物理的に暗くはならない!!


 


 僕は上を見る。



 そこには、今まで見た事が無いような巨大なはさみが…


 「霧早紀!!」


 僕は叫んだ!


 その声に反応して、彼女は瞬時に異常を察した。


 ビッ


 とギリギリの所で、彼女の額 数センチの所ではさみは落下を止めたが


 動いていた。


 刃が開き


 重力の力で孤を描き


 彼女を正面から貫いた!!


 「霧早紀!!」


 倒れた彼女を支える。


 「霧早紀!霧早紀!」


 僕の思い違いでなければ


 彼女はまるで僕をかばったようだった。


 「くひゃひゃひゃひゃひゃ」


 耳障りな声が響く。


 「作戦通り…

  厄介な日本刀はこっちに引きつけて、」


 サキヨシが刺さっていた日本刀を引き抜き、


 ジョニー…


 はさみで破壊していく。


 「上から奇襲をかける。

 どうやって止めたのか分からないが

 結果として致命傷を与えて、制服を切り裂いた。


 奥の手を先に見せたら、切り札を用意しろ…だったか?」


 違うけど。


 サキヨシの体を見るとぐぢゅぐぢゅと、キリサキから切られた傷が治っていく。


 ピンチだ。


 「回復完了♪

 けどまだ足りねぇな…」


 スタスタと歩きながらサキヨシが近づいていく。


 「油断したわ…」


 霧早紀が目を覚ました!


 「よかっ…」


 ガン!


 と僕は霧早紀から顔面を殴られた。


 !?

 

 なんで?


 僕は顔面を抑えて悶えていると、


 バサリ と


 なにか良いにおいのする布をかけられて


 ゴボッ!!


 とお腹を蹴られた。

 

 おそらく霧早紀から


 ヒーローキリサキから


 なんで!!!????


 僕はその布を押しのけて前を見ると



 そこには綺麗な純白のパンツが


 芸術のようなお尻が


 白と白のコントラストが


 モモが


 美少女の

 

 僕の好きな人の下着姿がそこにはあった。


 僕は痛みと興奮で混乱した。

 

 

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