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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.6.23 ダブルナイン(後編)

 みなさま、こんにちは。

「いま、我が家にある一番古い道具ってなんじゃらほい?」

 ということで始まったこの企画、さっそく、続きを見ていきましょう。


 なお、今回の企画では、「道具」を「最低でもひと月に一回は使うもの」と定義いたしますので、どうぞお含みおきをば……


★Tシャツ

 そういえば、いま着ているコイツも古参なのです。学生時代、親戚に入学だか卒業のお祝いに買ってもらったものなんですけど、いまだに着ているんですよ。

 厚手の綿100%のTシャツで、〇十年以上着ているのに目立った綻びもありません。飾りボタンには細かいヒビが入ってしまっているんですが、それが逆にシブい気がします!

 気になって調べてみたんですが、このTシャツ、国産のけっこう有名なブランド物だったみたいです(天下を取ったようなドヤ顔)。

 いや、すごいわ。ブランド物なんて「リア充が買うものだろ、ぺっ!」てな具合で憎しみの対象でしたけど、愛されるには愛されるだけの理由があるんですね。

 宝くじが当たったらこのブランドの品を買い漁ってやりますよ。待ってな!


 ★木刀

 中学時代に剣道部だったので、その時に買ったものです。

 剣道自体はさっさと止めてしまったのですが、毎晩木刀の素振りをする習慣だけは今も続いています。(最近は週一くらいですが……)

 こいつにはぜひ九十九神になってほしいものです。きっと、私によく似たこじらせ刀剣男士が目覚めることでしょう!


 ★エプロン

 これもまた中学生の時に自作したもの。

 厚手の布地を無骨(不器用ともいう)に縫い上げた質実剛健な一品。とにかく丈夫。

 長い間タンスの奥底にしまわれていたのですが、引っ越しの際に発掘され、それ以来キッチンの最前線で活躍中なのです。

 カレーもペペロンチーノも、これ無しに作ると悲惨なことになります。


 ★ステンレスのフォーク(3dia)

 実家から引っ越すときにも忘れずに持ってきたマイフォーク。

 使用頻度ではナンバーワンでしょう。

 記憶が正しければ、小学校高学年の頃にはもう使っていました。

 やっぱ金属はいいですね。長持ちするしピカピカだし。


 ★ホッチキス(MAX・10)

 たぶん我が家で最も九十九神に近い存在。実家から強奪してきたもの。

 MAX株式会社が発行した「ホッチキス物語」には、「MAX・10」についてこんな記載があります。

-----------------------------------------------------------------------------------

 昭和39年には作業性を増すために、フレームの開きを七ミリから10ミリへ広げました。また、昭和42年ホッチキスで初めて日本工業規格品に認定され、JISマークが表示されました。

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 手元にある「MAX・10」は、「ホッチキス物語」に掲載された写真を見るかぎり昭和39年以降に発売されたバージョンであるようです。また、本体にJISマークが印字されていない(※)ため、どうやら昭和39年~昭和42年の間に作成されたものと推測されます。

 すると、現在の年齢は大体60歳くらい。あと40年後には、九十九神になっている計算となります。

 自分は長生きのギネス記録を更新する予定なので、40年くらい余裕余裕(震え声)。


 いひひ、長生きする楽しみが一つ増えましたな!



 ――とまあ、とりあえず結論が出たところで、特別企画「いま、我が家にある一番古い道具ってなんじゃらほい?」お仕舞とさせていただきます。


 ではでは、また次回。




※……昭和42年以降に発売された「MAX・10」には、本体のロゴの横にJISマークが印字されている

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