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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.6.22 ダブルナイン(前編)

 みなさま、こんにちは。

 突然ですが、九十九神つくもがみというものをご存知でしょうか。 


「同じ道具を百年使い続けると、それに霊が宿って人に害を為すようになる。だから、道具は九十九年使ったら処分するべきだ」


 色々な説があるみたいですけど、私が聞いたのはそんな話です。

 ただ、最近では刀にイケメンの九十九神が憑いたりして、悪い事ばかりではないみたいですね。

 それはそれで夢があって、私はアリだと思います!!


 さて、そんな九十九神の話から、ふと考えました。


「いま、我が家にある一番古い道具ってなんじゃらほい?」


 例えば、抽斗ひきだしの中に鉱石の標本一式が入っています。

(わあ、なつかしい。デアゴスティーニの『トレジャーストーン』の付録ですね!) 

 この中には、数億年前に発生したような鉱石が含まれているかもしれません。

 ただ、これが「道具」かと聞かれれば、答えはNOでしょう。


 次に思い浮かぶのは、本です。

 ざっと見たところ、手元にある一番古い本は、昭和23年3月25日発行の『将棋の指し方(土井市太郎・影山稔雄共著)』でした。

 しかし「道具」に「本」が含まれるかというと、これまた微妙なところです。


 「道具」って言葉には、さまざまな意味がありますよね。ただ、そうすると話が進まないので、とりあえず「最低でもひと月に一回は使うもの」って考えてみたいと思います。


 するとまっさきに浮かぶのは、ゲーム機です。(人としてそれでいいのか)


 まず、いまだ大事にとってある初代ファミリーコンピューター!

 ――残念ながら出力できるディスプレイが無いのでアウト。

 

 続いてはゲームボーイとスーパーファミコン!

 ――どちらもハード自体は生きているのですが、ソフトのバッテリーが切れていて、データをセーブしなきゃいけないようなゲームをプレイするのは難しいのです。


 他に古いハードは……お、ゲームボーイアドバンスがありますね!

 ――こいつのソフトは次世代のニンテンドーDSでもプレイできますが、通信機能を使う時にはGBA本体が必要になります。よって今後、遊ぶ機会がないとはいいきれません。けど、ひと月に一回は使わないなあ……


 そうして吟味を重ねていった結果、我が家でもっとも九十九神に近いゲーム機が、とうとう明らかになりましたよ!


 栄えあるそいつの名は――「プレイステーション2」


 わー、ぱちぱちぱち(ひとりで拍手)

 今からだいたい20年前のハードですが、やるじゃないですか!

 さすがにあと80年は厳しいと思いますが……


 それにしても「龍が如く2」、全然すすまないなあ。

「ウィザードリィエクス2」とか「マイトアンドマジック」とか、もう一回やり直したいんだけど……


 ああ、じっくりどっぷりゲームプレイに没入したい!

 けれど、スケジュール管理がへたくそで、時間がどうしても捻出できない(泣)




 ――おおっと、吉田サンに泣きが入ったところで、今日はいったんお開き。

 ではではみなさま ごきげんよう

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