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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.6.5 ラーメン語り(前編)

 ぴんぽんぱんぽーん♪


 お知らせ。

 本日6月5日は「内容を一気に読んでいただきたい」という判断のもと、

 明日アップする予定であった6月6日分も同時にアップいたします。

 それに伴い、明日6月6日中の更新はありません。

 次回更新は、6月7日となる予定です。


 ぽんぱんぽんぴーん♪

-----------------------------------------------------------------------------------


 け……けっして楽をしようというわけではないのですよ。

 これから、ラーメンの話をしようかなあと思っていまして、ええ。

 なので、間をおいたら()()()()()かなあって……ラーメンだけに!


 

         ※           ※

        ※ しばらくお待ちください ※

         ※           ※





 

 一時期、「家系ラーメン」にハマっていたことがあるのです。


 その頃は残業が多く、午前様がザラでした。なので、それをいい言い訳に、しょっちゅう駅前のラーメン屋で夕飯をすませておりました。



             § § §



 ――疲れ切った体を引きずって、お店に入る私。


 後になって知ったのですが、そのお店はそこそこ有名だったらしく、お昼時には行列ができるそうです。

 けれど、私が行くのはいつも深夜なので、それほど混んではおりませんでした。

 食券を買って店に入れば、すぐに席につくことができます。


 頼むメニューはすでに決まっています。


 ――「ラーメン」中盛、トッピングに味玉、油少なめ、あと普通!


「非常事態! 栄養が足りない! 回せーッ! 一刻も早く食糧を回せーッ!」


 昼飯を食べたっきり……いえ、繁忙期などは食べている暇もないくらいでしたから、お腹はペコペコ。胃が切実にカロリーを求めています。



 こんなときラーメンは、注文するとすぐ出てくるので、嬉しいですね。

 あっというまに、自分の前にラーメンと無料のライスが運ばれてきましたよ。


 ホカホカ湯気が立つ丼を前に、いただきます!


 ……と、すぐに麺を頬張りたいところですが、焦ってはなりませぬ。

 まずは、儀式を行いましょう。


 ラーメンに乗った海苔とチャーシューを、厳粛な手つきでライスに移します。

 ふふふ……これだけで「即席チャーシュー丼」が完成したではありませんか!


 おおっと、コイツをいただくのは、麺を食べ終わってからですぜ。

 のびてしまいますからな、麺が! 冷めてしまいますからな、麺が!


「へ、へい、それではさっそく麺を――」

 

 ステイッ!

  ステイッ! ステイッ! ステイッ!


 心の中のうっかり八兵衛を必死に牽制する私。

 まずは、とろとろの半熟味玉を堪能するのがマイルーチンなのです。


 ぱくり。


 それにしても、この味玉の濃厚さと来たら、どうでしょうか。

 脳に、洪水のように味覚情報が流れてきます。

 まさしく、至福の瞬間と言えましょう。


 しかし、味玉は一つ。祭りの時間は短いものです。


 続いて、ほうれん草をいただきましょう。

 口に残る味玉の後味を、すっきりとしたほうれん草で中和するのです。


 ……いやあ、ほうれん草というヤツは、動物性脂肪と実にあうのです。

 つまり、家系ラーメンのスープとの相性がバッチリ!


 これまた、うっとりするような時間が流れてゆくのでありました。


                              (続く)

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