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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.5.25 それは呪詛か祝福か ―呪詛―

 最近、やたらと目がショボショボするんですよ。

 これまで、花粉症とかそういったことはまったく縁がなかったのですが……

 ハンカチと目薬が手離せません。


 ここ一年くらい左肩の痛みが酷くて、それがようやく治ってきたなあと思ったら、今度は目。

 まったく、ままならないものです。


 あ、なんでこんなことを書いたかと申しますと、生まれてこの方ずっと、どこかしら体の具合が悪いのですよ。

 スッキリサワヤカ体調万全! といった日は、一日もなかったように思います。


 一番古い記憶は、3歳くらいでしょうか。

 いっつも青っ洟(あおっぱな)を垂らしている子供でした。

 今であれば、副鼻腔炎だの蓄膿症だのと言われる症状だったのでしょう。

 しかし、当時は病院に行くようなものだとは思われていなかったため、ずっと鼻水を啜っていた記憶があります。

 特に夜、横になると鼻が詰まってなかなか寝付けなかったことはトラウマレベル。

 今でもその頃のことを夢に見て、目を覚ましてから「鼻が詰まっていないこと」にホッとしたりするのです。


 さて、小学校に入るころには、青っ洟もだいぶ落ち着いてきたのですが、今度は正体不明の発熱を繰り返すようになりました。

 37.5℃くらいの熱が出て、だるい。

 けど、それだけ。学校に行けないほどでもありません。


 大きい病院で診察を受けても、原因は不明。

 医者に「この子、ホリューのシツなんじゃないの?」と言われてお終いでした。

「蒲柳の質」って言葉、このときに憶えましたよ。


 今になって思うと、原因はメンタルにあったのでしょう。

 とにかく学校が嫌だったんです。


  ただ、小学校の高学年になるくらいには、いつのまにか治まっていました。

 心のどこかで「社会って、どこまでいってもこんなモンなんだ」ということを理解したからだと思います。

 けれどまあ、その頃には別の疾患が発生しているわけで……この後も手を変え品を変え、体調不良は続いていくのです。

 珍しい症例も混じっているので、身バレ防止のためにいちいち書き上げたりはできませんが、数えてみたら、すぐに思い出せただけでも18種類くらいですね。


 一時期は、「呪われているんじゃねーの? コレ!?」とさえ思いましたよ。


 ――ところが、です。(続く)

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