2025.5.24 歩きぐせの話
先日、散歩をしていたときのこと。
サンダルと足の間に、小石が挟まってしまったのです。
そうそう、ここ数年はウォーキングサンダルを愛用しておりまして、山歩きをするとき以外はほとんどコイツで出かけます。
この前の「山手線歩いて一周」もサンダルだったんですよ。
――とまあ、話を戻しまして、
サンダルの場合、足の下に小石が入り込んでしまうことはよくあります。
その場合はいったん脱いで、小石を払い落として、また履くだけ。
大した話ではありませんよね。
ところがその日は、しっかり払ったはずなのに違和感がなくなりません。
(あれ? 小石が足の方に張り付いているのかな?)
そう思って確認してみたのですが、目に見える異物はありません。
ぱっと見、サンダルにも足にも異常はないのです。
いったいこれは、何じゃらほい?
そういえば、今から半世紀以上も昔、私がいたいけな小学生だったころ、似たような事件がありました。
当時の学校では、上履きの着用が義務付けられていたのですが、それを履くとどうにも足の裏に違和感がある。見た目には、何ともないのに――
まあ、それほど引っ張る話でもないので種明かししてしまうと、上履きの裏に画鋲が刺さっていて、そいつが体重をかけた時だけギリギリ頭を出す状態だったんですね。
だから、今回もそんなことだろうと思ってサンダルの裏を見てみたんです。
そうしたら、想定外の事態が!!
ちなみに、この先の展開をChatGPTに推測させてみたのですが、今回ばかりはヤツも正確な答えを出せませんでしたよ。ふふふ……(2025.3.20 朝から深紅のロマンホラー参照)。
――すみません、ハードルを上げ過ぎました。
結論から申し上げますと、その違和感のあった部分の裏側が、すり鉢状に削り取られていたんです。
その個所は、右足の親指の付け根部分。
なるほど、と思いました。
長距離を歩いたときに、いつも肉刺ができるところだったのです。
おそらくは歩くとき、そこに一番力がかかっているんでしょうね。
だから、その個所がどんどん削れていって、ついにはコンクリートの触感が足の裏に直接伝わるほど薄くなってしまった。
そういうことだったのです。
改めてサンダルの裏側を観察してみると、もう一か所削れている箇所がありました。右足の踵の外側部分です。
この部分は、上がった足が接地する際に無駄な力がかかっているのでしょう。
よーく存じ上げておりますとも、こないだ苦しんだばかりであります(涙)。
それにしても、右足に比べると、左足のサンダルの裏側は綺麗なものです。
ほとんど力がかかっていないことがわかります。
これって、身体の左右のバランスが崩れているってことなのだろうか?
一回、整体にでも行ったほうがいいのかなあ……。
そんなことを真面目に悩むお年頃なのでした。
どんどはれ。




