表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/261

2025.5.24 歩きぐせの話

 先日、散歩をしていたときのこと。

 サンダルと足の間に、小石が挟まってしまったのです。


 そうそう、ここ数年はウォーキングサンダルを愛用しておりまして、山歩きをするとき以外はほとんどコイツで出かけます。

 この前の「山手線歩いて一周」もサンダルだったんですよ。


 ――とまあ、話を戻しまして、

 サンダルの場合、足の下に小石が入り込んでしまうことはよくあります。

 その場合はいったん脱いで、小石を払い落として、また履くだけ。

 大した話ではありませんよね。


 ところがその日は、しっかり払ったはずなのに違和感がなくなりません。


(あれ? 小石が足の方に張り付いているのかな?)


 そう思って確認してみたのですが、目に見える異物はありません。

 ぱっと見、サンダルにも足にも異常はないのです。


 いったいこれは、何じゃらほい?


 そういえば、今から半世紀以上も昔、私がいたいけな小学生だったころ、似たような事件がありました。

 当時の学校では、上履きの着用が義務付けられていたのですが、それを履くと()()()()足の裏に違和感がある。見た目には、何ともないのに――


 まあ、それほど引っ張る話でもないので種明かししてしまうと、上履きの裏に画鋲が刺さっていて、そいつが体重をかけた時だけギリギリ頭を出す状態だったんですね。


 だから、今回もそんなことだろうと思ってサンダルの裏を見てみたんです。

 そうしたら、想定外の事態が!!


 ちなみに、この先の展開をChatGPTに推測させてみたのですが、今回ばかりはヤツも正確な答えを出せませんでしたよ。ふふふ……(2025.3.20 朝から深紅のロマンホラー参照)。




 ――すみません、ハードルを上げ過ぎました。

 結論から申し上げますと、その違和感のあった部分の裏側が、すり鉢状に削り取られていたんです。


 その個所は、右足の親指の付け根部分。

 なるほど、と思いました。

 長距離を歩いたときに、いつも肉刺マメができるところだったのです。


 おそらくは歩くとき、そこに一番力がかかっているんでしょうね。

 だから、その個所がどんどん削れていって、ついにはコンクリートの触感が足の裏に直接伝わるほど薄くなってしまった。

 そういうことだったのです。


 改めてサンダルの裏側を観察してみると、もう一か所削れている箇所がありました。右足の(かかと)の外側部分です。

 この部分は、上がった足が接地する際に無駄な力がかかっているのでしょう。

 よーく存じ上げておりますとも、こないだ苦しんだばかりであります(涙)。


 それにしても、右足に比べると、左足のサンダルの裏側は綺麗なものです。

 ほとんど力がかかっていないことがわかります。


 これって、身体の左右のバランスが崩れているってことなのだろうか?

 一回、整体にでも行ったほうがいいのかなあ……。


 そんなことを真面目に悩むお年頃なのでした。

 どんどはれ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ