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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.4.21 魔道探偵ナツメ事務所がヤバイ

 ヤバいのである。


「魔道探偵ナツメ事務所」の更新が滞っているのである。


 自作品の中で一番のお気に入りなのに、最後の更新から、すでに2か月が経っている。これは、ゆゆしき事態であると言わざるをえない。


「なんだい、そんな作品聞いたこともねえや。べらんめえ」


 そんなことをおっしゃる方もおられることだろう。

 なので、手前味噌ながらほんの少しだけ解説させていただく。


 あれは、2023年11月のことだった。

 多摩川のほとりで瞑想していた私は、突如、神の啓示を受けたのである。


神:汝、小説を書いた方がいいかもよ。書いちゃいなさいよ、小説


私:おお、神よ、これまでまともに文章を書いたことがなかった私が、

  小説なんてものに携わってよいものでしょうか? 難しくない?


神:だいじょーぶ、だいじょーぶ いけるいける


 そうして構想を練り、書き上げたのが

 「魔道探偵ナツメ事務所 キタブ・アッカの箱」であった。


 余談ではあるが、キタブ・アッカの名は、小説投稿サイトに「来たばっか」というどうしょうもないダジャレに由来している。


 ほんとうに申し訳ない。


 さて、この「魔道探偵ナツメ事務所」、当初の予定としては、

 大沢在昌の「新宿鮫」ばりのハードボイルドに、

 上遠野浩平作品並みの能力バトルを組み合わせた

 美味しい作品となるはずだった。


 今、画面の前で噴き出したあなた!

 あなたに、ありったけの幸あらんことを。

 少なくとも、魔道探偵シリーズのどれかには

 目を通してくださっているということなのだから。


 ……話を本筋に戻そう。

 まあ、予想はついていると思うが、実際のところは、

 

 ――ハードボイルドの「ハ」の字もない連中が、ぐでぐでと珍事件を解決する。


 そんな話となり果ててしまった。


 欠点が多いことは自覚している。

 読者が一番最初に目にするであろうエピソード「キタブ・アッカの箱」は、文章を書き始めて間もなくの作品であるから、とにかく読みづらい。

 全体をとおして、筆者が何を伝えたいのかも不明瞭だ。


 だが、それでも、愛おしい作品なのである。

 このまま埋もれさせるわけにはいかない――


 というわけで、これからしばらく「魔道探偵ナツメ事務所」の新作に専念しますので、この記事の文字数が減るかもしれません。

 けれど、私は元気です。ご安心ください。

 

PS:ベベチャ丸とサオリンへ

  職場に「吉田が失踪した」って噂を流すのだけはカンベンな。

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