2025.4.12 あ、熊!の辞典(【さ】~【そ】)
――単独で記事にできるほどの内容ではない。
――しかし、頭の中に放置したままでは腐りそうだ。
そんな話題を、50音順に並べてみるという企画なのであります。
追伸
タイトルはもちろんアンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』のパクリです。
そのため、文中に熊は出てきません。御了承ください。
【さすけのかたな】
国民的RPG「ファイナルファンタジー1」に登場する武器の一つ。
FC版では「マサムネ」「エクスカリバー」に続き、作中第三位の攻撃力を誇る。
有名な忍者「猿飛佐助」が使った刀だということだろうが、
どうして「猿飛佐助」をチョイスしたのか、どこを調べてみてもはっきりしない。
おそらくは「武器の名称は最大でカナ7文字までという制限があったから」
ということなのだろう。
しかし自分としては、半村良の作品『産霊山秘録』で猿飛佐助が使った「伊吹」がモデルであるという説を提唱したい。
あ、『産霊山秘録』は名作だから、未見の方はぜひ読んでみてくださいませ。
【湘南海岸 (しょうなんかいがん)】
青森の恐山、東京の秋葉原とならぶ日本三大魔境の一つ。
平日の昼ともなれば、
「学校をサボっていちゃつく高校生カップル」
「狂ったように四股を踏み続けるマダム」
「アン●ニオ猪木の霊を降ろしたイタコ」
そんな変人奇人が跳梁跋扈する異次元と化す。
【SPEEDGRAPHER (すぴーどぐらふぁー)】
製作はGONZO。2005年放送。
主人公を含む変態さん達が、各々のフェチズムを特化させた能力で殺し合う
エログロ深夜アニメ。
え、分かりづらいって?
カメラフェチの高●裕司とラバーフェチの子●武人が
くんずほぐれつするような話なんですよ。
個人的にはすごく好きなのだが、他人には決しておススメできない作品。
……お前、そんなのばっかりだな。
【ゼットン星人 (ぜっとんせいじん)】
初代ウルトラマンの最終回「さらばウルトラマン」に登場。
お供はもちろん宇宙恐竜ゼットン。
「最終回だから一番強い」というロマンに真正面から挑んだ偉大な宇宙人。
後続作の宇宙人のように、疲労困憊の主人公を狙ったり、
民間人を人質に取ったり、ガキンチョをたぶらかしたりはしない。
脇目もふらず科特隊本部に突っ込んできて、不言実行、
ウルトラマンを叩きのめしてしまうというストロングスタイルは、
ぼくらのハートをわしづかみにした。
【ソーマブリンガー】
モノリスソフトが制作したニンテンドーDS用のRPGソフト。
いわゆる「ディアブロライク」のハクスラ(※)ゲー。
この手のゲームというものは、繰り返し作業それ自体が本質となるため、
舞台設定はできるだけ薄味にするのが常識である。
しかし本作では、逆に設定が濃すぎて何ひとつ頭に残らない。
つまりハクスラとしては正解なのである(?)
また、せっかくレアアイテムを集めても、共有倉庫がないので、
同ソフト内でのキャラクター間のアイテムの受け渡しは不可能。
ぶっちゃけこれは、ハクスラゲーとして致命傷レベルの問題点である。
なお、ソフトとDS本体をそれぞれもう一つ用意し、同時プレイ機能を駆使すれば、
疑似的に受け渡しは可能。
だが、それほどの価値がこのゲームにあるだろうか?
え、自分?
もちろんこのソフト2本持ってますし、DSもわざわざもう一台購入しましたよ。
ばかばか、これ以上言わせんなよはずかしい。
※ハクスラ……ハックアンドスラッシュの略称
「迷宮に殴りこんでアイテムをゲットしてさらに強い敵に切り込む」
それを延々と繰り返すゲーム。大好き。




