2025.10.4 フッ、この吉田晶に同じ技は二度通用しない
――しゃんしゃん 手拍子 足拍子♪
――太鼓叩いて 笛吹いて♪
……おや?
吉田サンの脳内に、何やら祭り囃子が鳴り響いていますよ。
え? 「そんなの毎日のことなんじゃないの」って?
違います。よく見てください。
今日は金銀パールの紙吹雪が舞い散って、非日常感をいっそう演出しているではありませんか。
さて、本日10月4日は、いったい何の記念日でしょうね~
(脳内第一村人をがしっと捕まえて)はい、そこのアナタ、答えてみて!
「え……イワシの日!」
ふむ、い(1)わ(0)し(4)の語呂合わせですか。
しかし、脳内挙げてまでイワシをお祝いしてあげる義理はありませんよ。
次ッ!
「天使の日!」
なるほど、テン(10)と、し(4)の語呂合わせねえ。
……私、キリシタンじゃないからどうでもいいかなあ。
はい、次ッ!
「北島三郎の誕生日!」
ま~つりだ まつりだ まつりだ~♪
って、いつまでたっても答えは出ないでしょうから、自分からドン!
【チラシの裏の裏には書けない、連載200回おめでとう!】
おめでとう、おめでとう、おめでとう……
村人たちは消え失せ、脳内は一瞬のうちにエ●ァンゲリオンの最終回状態。
いやあ、むかしむかし、友人からビデオを借りて休日に一気見したんですよエ●ァンゲリオン。
あの最終回は、ほんと呆然としたなあ。
それはさておき……
100回記念は見落としてしまいましたからね。
今回はカレンダーに印までつけて忘れないようにしましたから。
「フッ、この吉田晶に同じ技は二度通用しない」ってやつですYO!
【その心意気やヨシ! 】
どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます。
【早速インタビューさせてください。最近の執筆状況はいかがですか?】
ええと、文章をまとめる速度は間違いなく向上していると思います。
例えば昨日(10月3日公開分)は、何もかも白紙の状態から実質2時間で公開までもっていけましたから。
その気になれば、当初の目的であった「毎回1時間で書き上げられるようにする」だって、実現可能なのではないでしょうか!
けれど……
【けれど?】
内容の密度といいますか、おもしろさは明らかに右肩下がりですよね。
連載100回の時点で既に弱音を吐いていることからもわかるように、ネタ切れはもはや致命的。
カツオブシで言ったら四番出汁レベルですよ。
【それってもはや「おかかの匂いがするだけのお湯」じゃないですか……
この店では、そんなもの人に出すんですか?】
だからシリーズものに走ったり、内輪ネタに逃げたりして、なんとか旨味を足そうとしているんじゃないですか!
いや、別にお賃金を貰っているわけでもないし、「毎日連載」を止めればいいだけの話なんですけどね。
――ただ、ここで止めたら、間違いなく心が折れると思うんです。
それもトラウマができるタイプの折れ方。
だから、一年分の365回まで頑張りたい。
いまなら、今季通算200勝を挙げた “あの投手” の気持ちがちょっと分かる……
【その発言、感情的すぎる上に、おこがましいのでは?】
あっ、すみません。撤回します。
先ほどの発言、まるまる議事録から削除しておいてください。
【了解しました。削除します】
……すみませんね。
この作品を書き始めてから半年とちょっと、私生活のほとんどの部分をこのエッセイに費やしてきたもので、ちょっとメンタルがバランス取れなくなってしまいましてね、キョ~キョキョキョ!
【だ、大丈夫ですか?】
大丈夫です!
こんな感じでエキセントリックな作者像を作っていけば、怖いもの見たさで読者が増えるかもしれないじゃないですか。
岸●露伴とかあのノリですよキョ~キョキョキョ!
【あ、わりと大丈夫だ、この人……】
§ § §
みなさま、こんにちは。
この度は200回記念にお付き合いいただき、まことにありがとうございます。
「文章修行のため」という名目で始めた当エッセイも、とうとう200回ですよ!
いや、なんとかなるものですね。
さかんにネタ切れネタ切れ言っていますが、そんなの、第100回はおろか第4回の時点で既に切れていましたから! 問題ない!!(←やせがまん)
さて、文中でも少し触れましたが、一年分の365回を一区切りとすると、大体折り返し地点を過ぎたあたりでしょうか。
先はまだまだ長いですが、どうかお付き合いくださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。




