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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.9.2 どどんがどんのよいよいよい

 ちょっと前のお休みの日、いつものように散歩をしていたらですね、遠くから聞いたことがあるフレーズが流れてきたのですよ。


「めちゃんこ めちゃんこ めっちゃんこ♪」


 そしたらもう、反射的に脳内では、


「あ~られおんどで【以下略】 」


 って歌っちゃっていたわけで、はい。


 そう、みんなご存知「アラレちゃん音頭」です!


 ……みんなご存知ってことでいいですよね?

 この「裏裏」、令和生まれの読者もいるみたいだから、ちょっと心配です。

                           (↑いまさら!?)


 それにしても、すごいことですよ。

 ウィキペディアによれば、この曲がリリースされたのは1981年。

 以来40年以上、盆踊りの定番なわけですから。


 そりゃ確かに、盆踊り界には、「東京音頭」とか「花笠音頭」といったレジェンドが存在します。

 でも、キャラクターソングでこの業界に参戦して、これだけ息が長いのは大したものなんじゃないでしょうか。


 ……って、実際のところ、どうなんでしょうね?

 正直、ぜんぜん詳しくないんですよ。()()()()()()()


 そこで、情報収集してみました。

 すると、この「アラレちゃん音頭」に加え、「ドラえもん音頭」と「アンパンマン音頭」が、現在のキャラソン音頭の御三家みたいなのです(当社調べ)。


 うーん、「ドラえもん音頭」と「アンパンマン音頭」は、あまり記憶にない……

 実際に盆踊りで流れていた曲で記憶に残っているのは、オバケのQ太郎の

「オバQ音頭」とか、帰ってきたウルトラマンの「怪獣音頭」かなぁ。


 あとは、盆踊りでは聞いたことはないですが――


●クックロビン音頭

 パタリロのエンディングで流れていたアレですね。自分が脳内で勝手に作曲していた「クックロビン音頭」と違ったので、違和感を覚えた記憶あり。


●ルパン音頭

 ルパン三世のアニメ映画『ルパンvs複製人間』のエンディングで、突如こいつが流れてきたときには度肝を抜かれました……

 三波春夫センセー、こんなところでなにやってんのさ!?


 印象が強いのはそんなところでしょうか。




 ところで、このキャラソン音頭、調べてみると結構な数が作られていることがわかりました。


「怪物くん音頭」

「ハットリくん音頭」

「パーマン音頭」


 藤子不二雄のアニメ作品には、まずあると思ってよいでしょう。音頭との相性はバツグンです。


「しんちゃん音頭」

「ゲゲゲの音頭」


 なるほど、ここいらへんも不思議ではないですね。太鼓のリズムとマッチする気がします。しかし……




 ドドドドドドドドドド……(効果音)



  「ボトムズ音頭」



   ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……(効果音)




 パードゥン!?

 ……すみません。一瞬、我が目を疑ってしまいました。


 「ボトムズ」とは、もちろん『装甲騎兵ボトムズ』のことであります。

 1983年から1984年にかけて放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、その作風は、とにかくシブくて泥臭くてハードボイルドです。


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ロッチナの手を逃れたキリコを待っていたのは、また地獄だった。

破壊の後に住み着いた欲望と暴力。百年戦争が生み出したソドムの街。

悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた――

ここは惑星メルキアのゴモラ。

次回「ウド」。来週もキリコと地獄に付き合ってもらう。

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 これ、第一話の次回予告のナレーションなんですけどね、全編こんな感じです。

 傑作であることは私が保証しますが、どう考えても「よよいのよい♪」な雰囲気のタイトルじゃねえんだよなあ。

 ホント、企画立案した人の脳内を覗いてみたいのです。


 で、肝心の曲も……音頭なのか、これ!?

 むむぅ、タイトルのみならず、中身も厄介ですぜ……




 と、脳味噌がウドの街に降る酸の雨に焼かれたので今日はこれまで。

 ではではみなさま、ごきげんよう。

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