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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.8.25 力と技の風車が回る!

 8月の頭ごろから、ジョルジアンカが転がり込んできて同居を始めたことは、以前お話したとおり(「2025.8.3 ふたりいる」参照)。

 彼らの個性もだいぶわかってきましたので、そのあたりのことをちょっとだけ報告させていただきます。



               § § §



 まず、彼らのうち一匹はオスで、もう一匹はメスなのです。

 便宜上、オスの方を「1号」、メスの方を「2号」と呼ぶことにいたしましょう。


 そして、どうやら彼らには、縄張り意識みたいなものがあるようなのです。

 1号は寝室を、2号は台所をそれぞれのテリトリーにしているようで、そのせいか

1号が台所に現れるようなことはありませんし、逆もまたしかりです。


 1号は小柄で、部屋の中を活発に動き回ります。

 そして、人をあまり怖がりません。とろくさい私でも簡単に触れるので、


(こいつ、野生ではとても生きていけないんじゃないか?)


 と心配になるほどです。

 こんな気持ちになったのは、昔カイコを飼っていた時ぶりです……

 

 また、暖かい所が好きなようで、しょっちゅうPCのディスプレイの上をちょろちょろしています。

 試しにマウスポインターでつついてみると、不思議そうな様子で、ほんの少しだけ反応します。これがけっこう楽しかったりするのですよ。




 一方、2号は大柄で、あまり動きません。

 いつも、冷蔵庫の上あたりの壁紙に陣取っています。


 生きているのか心配になり、指を近づけてみると、ぴょんと跳ねて冷蔵庫の陰に隠れてしまいました。

 ところが、しばらくするとまた定位置に戻ってきています。


 人目につかないよう、ずっと隠れていればいいものを。

 一体どういう心境が、彼女をその場に執着させるのか……。


 いやはや、駄目ですね。

 最近の修行のおかげで、無生物の気持ちはだいぶ汲み取れるようになったのですが、生物の「声なき声」を聴くのは本当に難しい。

 しかし、そこまでマスターすることができれば、このエッセイのネタに困ることもなくなるでしょう。努力あるのみです!(←なにいってんだこいつ)


 どんどはれ――







 と話を結びたいところだったのですが、

 ちょうど今、台所に飲み物を取りにいったらですね……


 ジョルジアンカが2匹いるんですよ!!


(ちょ、お前ッ! これじゃあオイラの観察眼が節穴みたいじゃないか!?)


 と狼狽えたのもつかの間、気付いたんです。

 1号にしては体が大きいぞ、と。


「画面の前のみなさんには、わからないかもしれませんねぇ。

これはねっ、まったくの別個体ですよ!(←山本小鉄氏ふうに)」


 1号2号に続き、とうとう「V3」の登場か……

 それだけ悪の組織デストロン(エサ)が豊富にいるってことだよなあ……

 ちゃんと掃除はしてるつもりなのですが、なんかイヤですね。


 うーん、どんどくもりッ!

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