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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.8.17 へー、君って「わがままコーデ」なんだ。オシャンティじゃん ②

 それでは、前回に引き続き、

「わがままファッション GIRLS MODE」の紹介をしていきますよ~。



                § § §



 さて、この物語は、主人公が有名店「ルミナ」でアルバイト一日目を迎えるところから始まります。

 彼女が「最初からブティックの店主ではない」というところに、なんだかリアリティを感じちゃいますね。


 すると主人公は、さっそく店長のアキさんに目をかけられ、初日から「接客」と「商品の仕入れ」を一通りこなすことになります。


 ……あれ?

 そんな重要な仕事を、バイト初日のトーシロ―にまかせていいのでしょうか? 

 アキさんの度量が大きいのか、あるいはただのめんどくさがりなのか。

 リアリティが若干迷子気味ですが、彼女はカリスマ店長らしいので、良いほうに捉えておきましょう。


 気を取り直して……。

 そうして仕事にいそしんでいる主人公の前に、突如、執事を連れたイケメンが現れます。彼は東堂美也さんといって、「ルミナ」のオーナーなのでした。


 そこで繰り広げられる茶番。話は、「ルミナ」とは別のセレクトショップを立ち上げるという方向へと進んでいきます。

 そして、美也さんは主人公に言うのです――


「新しい店の店長は、ぜひ君にやってもらいたい」


 あっあっ、リアリティさんが息をしていません!

 採用して一日も経っていないバイトに店長を任せるとか、このイケメンの経営感覚に疑念を抱かざるをえないのですが。


 ただ、まあ……


「アタイのセンスに目を付けたこと、それだけは誉めてやろう!

よがんべす、オーナーよ。アンタにアメリカンドリームを見せてやるよッ!」

 

 そんなやりとりがあったかは定かではありませんが、主人公は、新店舗「センスゼロ(※)」の店長となることを承諾するのでありました。


 あ、ちなみに――

 店長になっても、やることはアルバイト時代と同じです。

 基本は「接客」と「仕入れ」ですね。


 店にやってきたお客さまは、「予算が○○円くらいで、○○な服を探しています」と要求してきます。

 あとは、お店の在庫商品のうち、彼女(男性客がやって来ることはありません)の好みにあったものをチョイスしてやればOKです。


 ところがこのゲーム、アイテム数が10,000種類以上あるんですね。

 一方で、ゲーム開始時に店に置いておけるのはたったの100種類(店の規模が最大になっても500種類)なので、全部を網羅することはとてもできません。

 なので、もし棚に置いていないような服を要求をされた場合、色やデザインが近い別のものをおススメして乗り切るしかないのです。


 例えば、和風ブランドのアウターをお求めのお客様がいらしたけれど、店にはそのものずばりの品を置いていなかった。

 その場合、もしオリエンタル風ブランドのアウターがあれば、それで満足していただけることがあったりする。


 このやり取りが、実に面白いのです。


 ゲームを進めているうちに、異なるブランドの相性みたいなものがだんだん理解できるようになってくるのですが、そういうのを無視して感覚的に判断しちゃっても意外とOKだったりする。

 このシステム周りは、本当によくできていると思います。




 ――と、あっという間にいい文字数になってしまいました。

 もう少しだけ語りたいので、あと一回だけ続きます。


 ではではみなさま、ごきげんよう。

※……新店舗の名前は自分で入力できる。

ただし、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字の組み合わせで6文字以内。

ちなみに他の候補は――


「ポイズン」

「スパルタンX」

「マダムヨシダ」


皆様なら、どんな名前を付けますでしょうか?

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