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チラシの裏の裏には書けない  作者: 吉田 晶


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2025.8.15 お盆休みのスケッチ

 みなさま、こんにちは。

 いかがお過ごしでしょうか。


 私は本日、お休みをいただきまして、朝から部屋でゴロゴロしております。

 別に、お盆の定期休暇というわけではなく、自主的な休暇取得であります。


 ただまあ、雰囲気ってものがあるじゃないですか。

 周りが休みを取っていると、こちらも休むと言い出しやすい。


 いや、そんなに気にする必要はないと頭ではわかっているのです。

 最近は特に、有給の取得だって義務づけられていますからね。


 ただ、体に染みついた社畜マインドが、それを許してくれないのです……。


 嗚呼、それにしても残念です。

 もし、このエッセイに社畜時代のエピソードを刻みつけることができたなら、

「ネタ切れ」なんてものとは無縁でいられたのに。


 ただ、そうすると、どうしても内容が大人向けになってしまう。

 データによると、このエッセイを読んでいるおよそ9割が小~中学生だということなので、あまりブラックにはしたくないのです。


 すると、当時のことで、いま書けるのなんてせいぜい――


 残業で帰りが深夜になったある日、「こんな遅い時間にどうしたの?」と職質で呼び止められたので、ここぞとばかりに職場の愚痴を言ったら、そのお巡りさんに「大変だったね、気をつけて帰ってね」と優しく言われて泣きそうになった。


 そんな話くらいですよ!


 あの時のお巡りさん、ありがとう。

 仕事は辞めちゃったけど、私は元気です!


 ……って、こうして書き出してみると、私、迷惑な市民ですね。


 おや?



 ――ぬぐふふふほぉほぉほぁ!



 いけない!

 あの頃を思い出すと、吉田サンは負の感情ではらわたが千切れてしまうのです。


 落ち着いて、落ち着いて!

 せっかくのお休みなのだから、リラックスしましょう!


 ほら、さっき洗濯も済ませましたし、ちょっと暑いけど、お外に出かけるのもいいかもしれません。


 図書館に行きましょうか?

 それとも、近所のショッピングモールへ冷やかしにでも行きましょうか?


 ……落ち着きましたか。よかった。

 でもね、遊びに行く前に、やるべきことがありましたよね?


 ……そう、今日のアップする予定の「チラシの裏の裏には書けない」が、いまだまったくの手つかず。

 念のため確認しますけど、どうして昨日のうちに書き始めなかったんでしたっけ?


 ……ちゃんと憶えているじゃないですか。

 昨日の夜は、次の日が休みだからって浮かれて、ゲームに夢中になってしまった。


「たとえ明日苦しむことになっても、悔いはない!」


 そう言い放った覚悟を、今、このエッセイに叩きつけてやりましょうよ!

 読者のみなさまが、爆笑のあまり窒息してしまうような作品をね!!






 ――といったところで、今日はこれまで。


 まさかの打ち切りエンドなのです。

 手抜き臭がすさまじいですが、よいのです。

 なにせ今日は、せっかくのお盆休みなのですから。


 どんどはれ。

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