2025.4.1 トリプルサンダー(後編)
湾岸署 :気を取り直して本番行くぞ、本番。
さてさて、最初にもってくるのはもちろんコイツ、
『風の谷のナ●シカ』(※)だ。
これに「つもり」を加えると、『風の谷のつもりナ●シカ』
――どうよ?
黒ぶち :どうよって言われてもさあ……
「たんなる不思議ちゃんですね」としか答えようがないよ、こんなの。
湾岸署 :ば~か、お前、それじゃあ話が膨らまねえだろ!
黒ぶち :ええと、それじゃあ……
けっきょく、ナ●シカはどこに住んでいるんですかねえ。
ウクレレ:鶯谷あたりじゃないの。ナ●シカってそんな顔してるもん。
湾岸署 :そんな顔って、お前がいうんじゃないよお前が。
ウクレレ:なんだと! そっちだってひっでえツラだろうが!
黒ぶち :よしなさいよ。みっともない……
湾岸署 :ふん! 続いていくぞ。
『天空の城ラ●ュタ』
こいつに、「つもり」を加えれば――
『天空の城のつもりラ●ュタ』
黒ぶち :……飛べねえ城はただの城なんだよなあ。
ウクレレ:鶯谷のあたりに、いっぱいあるじゃない。恋人たちのお城。
湾岸署 :いいかげん鶯谷から離れなさいよ。
お前はホント、しょうがねえなあ。
ウクレレ:話に中身がないから、水増ししてやってるんじゃねえか。
湾岸署 :わかったわかった……
お次はこれだ。誰が呼んだか「きれいなツァトゥグァ」
『となりのト●ロ』のお出ましだぁ。
こいつに「つもり」を加えてみれば――
『となりのつもりト●ロ』
黒ぶち :うわあ……
これ、もの悲しいを通り越して、心が痛い……
ウクレレ:いっしょに江ノ島へ初詣に行ったりして、
とっくに恋人だと思ってた人に、
「え? 私たちそんな関係じゃないよね」って、
真顔で言われたことを思いだすよね。
湾岸署 :おまっ……お前よぅ、そんな具体的なたとえを出すもんじゃないよ!
ほら見ろ、宿主が血の涙を流してるじゃねえか!
はい、この話はおしまい。ほら、次行くぞ!
「も●のけ姫」改め――
「も●のけのつもり姫」
黒ぶち :あれ? これって本質を突いていると言うか……意外と深いぞ。
金髪 :人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ……お前にあの子が救えるか!
湾岸署 :……
ウクレレ:笑いどころがねえんだよ。企画の趣旨とずれちゃっているじゃない。
湾岸署 :……
ウクレレ:そもそもさ、今回の企画、手抜きが目的だったんでしょ。
それが、いつにも増して書くのに時間がかかっているとかさぁ。
日曜日まるごと使っても書きあがらないのは、ダメダメのダメだよ。
湾岸署 :……おっと、もうこんな字数だ。
さよならするのはつらいけど、
次の回も一生懸命頑張ります!ごきげんよう!!
黒ぶち :(逃げた……)
ウクレレ:(逃げた……)
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※……厳密に言えば、これもス●ジオジブリの作品ではない。
雄山(雷)、激おこぷんぷん丸である。
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★以下 NG集
湾岸署 :「蛍の――」
黒ぶち :それはいけない(真顔)。
ウクレレ:こういうネタにすべき作品じゃない(真顔)。
湾岸署 :「ゲ●戦記のつもり――」
黒ぶち :それはいけない(真顔)。
ウクレレ:こういうネタにすべき作品じゃない(真顔)。




