2025.7.30 743days(後編)
【前編のあらすじ】
拙者が一生懸命かんがえた【十五少年漂流記】のラノベ風タイトルが、ChatGPT氏に「それって『蠅の王』ですか? ぷふーwww」って煽られたでござる!
ぎいい! くやしい!
まさかGemini氏はそんなこと言わないでござるよなあ!? 忍ッ! 忍ッ!
§ § §
【このラノベ風のタイトルから推測される元の小説は、ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』 です】
おいおいおい………
AI二人(?)が、そろって同じ答えを返して来やがりましたぜ。
これは、私のほうに問題がある気がしてきました。
そこで、ChatGTPさんに重ねて質問してみたのですね。
【『十五少年漂流記』と回答しなかった理由を教えてください】
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『蠅の王』を優先した理由:
①「大統領になる」という表現が政治的・権力闘争を連想させる
『蠅の王』では、少年たちの間でリーダー(ラルフ)を選び、やがて支配と暴力を巡る争いに発展します。この「支配構造」の描写は「大統領になるようです」というワードと強く結びつきます。
②過激なサバイバル・ディストピア性
『蠅の王』は子どもたちの理性と野性の崩壊を描いたダークな内容であり、「743days」という長期間の漂流と精神的変化を感じさせるタイトルとの親和性が高いです。
『十五少年漂流記』が選ばれなかった理由:
①『十五少年漂流記』は基本的に協力的で希望に満ちた物語
少年たちは力を合わせて生活を築き、最後は無事に救出されます。政治的な対立や権力闘争はあまり中心テーマではありません。よって「大統領になる」という、権力や支配を暗示する表現とは少しズレがあります。
②期間が「2年間(=約730日)」で、タイトルの「743days」と微妙にずれている
タイトルの数字があえて「743」となっている点も含めて、救いのない漂流生活を暗示しており、『十五少年漂流記』よりも『蠅の王』の世界観に近いと判断しました。
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ちなみにGeminiさんも「大統領になる」というところがひっかかったようで、
・『十五少年漂流記』の主題は「協力」と「脱出」である。
・彼らの間に明確な権力闘争や「大統領」のような支配的なリーダーシップを巡る争いはほとんどない。
と言ってきました。
なるほど、私のアイデアが全部裏目に出てしまっているようです。
さあて、どうしたものでしょうか?
メインタイトルはこのままでいいと思うのですよ。
日付に関するAIさんの意見は、はっきり言って浅い。『十五少年漂流記』をしっかりと読んでいないのが見え見えです。
そりゃあ、ネット上には『十五少年漂流記』の全文が出ているわけではないので、当然と言えば当然なのですが。
そして、サブタイトルなんですけど、これもね……。
AIさんたちは、『十五少年漂流記』については「政治的な対立や権力闘争は中心テーマではない」って評価しているのだけど、少年たちって、作中の三分の二が過ぎるくらいまではずーっと派閥間対立していませんでしたっけ?
それと作中の大統領選と現実の大統領選がごっちゃになりすぎている。
「大統領」=「支配的、非協力的」と結び付けちゃっているんですよ。
AIさんの目からみると、それが真実なのでしょうか。
けれど、それを「間違っている」と断言できるほど、私は賢くありません。
民主主義っていったいなんなんだろう……悲しいね。
まあ、いいや。
ここは私が引きましょう。
「743days ――少年たちは熊やジャガーとくんずほぐれつするようです」
これなら、嘘は何一つ書いていませんよ。
さあ、もういちどChatGTPさんに確認してみましょう。
【元の小説は「グッドバイ、レーニン!」ですね】
ふふっ……
やってられるかーッ!!
(おしまい)
以下蛇足
【「グッドバイ、レーニン!」としたその理由を教えてください】
【失礼しました。先ほどの回答「グッドバイ、レーニン!」は誤りでした。最有力候補は『蠅の王(Lord of the Flies)』 by ウィリアム・ゴールディングです】
理由:
飛行機事故により少年たちだけが無人島で生活を始める。
彼らは次第に秩序を失い、野生化し、暴力的になっていく。
実際に**「くんずほぐれつ」するような争いや殺し合い**が起こる。
「熊やジャガー」は比喩であり、少年たちが野獣のように堕していくさまを表現。
「743日」は比喩的な数字として、長期間の孤立・サバイバル生活を表現。
――ええい、どうしろっちゅうねーん!
あはははは!!




