2025.7.7 かわいいよねウォンバット(後編)
さて、なぜだか続いてしまったウォンバット語り。
今日は、そんなアイツの唯一無二の特徴を紹介していきますね!
【①ウ●コが立方体】
あなたが用を足して、戦果にふと目をやると、きれいなサイコロ型をしていた。
ええっ!? それは今すぐ病院に行った方がよいでしょう。
しかしウォンバットにとっては、それが通常ウン転なのです。
ちなみに、立方体のウ●コを出す動物はウォンバットしかいないとのこと。
これには、きっと深いわけがあるに違いありません。
さっそく検索してみましょう。
すると、すぐにこんな説がみつかりました。
「縄張りの目印とするため」
ウォンバットは、己の縄張りを誇示するために岩の上でフンを出します。
これがもし丸かったら、どうなるでしょう。
風に吹かれてコ~ロコロです。
だから、転がらないように角ばっている。六角えんぴつと同じ発想なんですね!
……待って待って、そんな目で見ないで。
本当です。私の妄想じゃありません。
ほら、Wikipediaにだって書いてありますから。
ただ、なんだか怪しくないですかね、この話。
そのために腸の形をユニークに変化させるくらいなら、もっと楽な進化の道があったと思うのですよ。
ここでは詳しく書きませんが、カバとかのやり方の方が、縄張りを主張するにはよっぽど理にかなっている気がするのですが……。
ちなみに、最近の研究によると、「腸の特異な構造が四角い糞を生み、それが結果的に縄張り表示に有利だった」という因果関係になるそうなのですが、うーん、うーん、どうにもすっきりしないのです。
【②ケツ圧がやばい】
さて、ウォンバットは草食獣であります。
肉食獣に狙われることもしばしばで、その時は時速40kmとも言われる俊足で逃げ切りを狙います。
巣穴まで逃げ込めばもうこちらのもの、大体の追跡者はそこで諦めますからね。
でも、ときどきいるんですよ。
狐だの野犬だの、巣穴まで頭を突っ込んできて、無理矢理引きずり出そうとするヤカラが。
そんなとき、我らがウォンバットはどうするのでしょう?
ただただ震えて、命乞いするしかないのかーッ!?
――ここで、ちょっと自分の尻を掴んでみます。
もうね、たっぷたぷのもっちもち。
たぶん9割脂肪ですね。大殿筋はもっと仕事しろよマイヒップ!
一方で、ウォンバットの臀部はカッチカチ。
分厚い軟骨組織に覆われており、叩くと「コンコン」と固い音がするほどです。
で、ウォンバットはそのケツを激しく打ち上げて、追いかぶさってきた侵入者の頭を、巣穴の天井と挟んでベコベコにするのです。
巣穴の外には、そうして頭蓋骨を砕かれた肉食獣の骸がときどき打ち捨てられているとのこと。恐ろしいですね……
あ、あれ? ウォンバットのかわいらしさを語るはずが、どうしてこんなシリアスなことに!?
く……こんなの本意ではありませんでしたが、ヒップ特化型アニマルのウォンバットを、今後ともよろしくお願いいたします。
どんどはれ。




