2025.6.26 あ、熊!の辞典(【ら】~【ろ】)
――単独で記事にできるほどの内容ではない。
――しかし、頭の中に放置したままでは腐りそうだ。
そんな話題を、50音順に並べてみるという企画なのであります。
追伸
タイトルはもちろんアンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』のパクリです。
そのため、文中に熊は出てきません。御了承ください。
※【や行】は【わ】【ん】とまとめて最後に……
【ラグナキュール】
(有)アートシステム制作のPS用ソフト。
「クリア後は対戦と交換で遊べるコミュニケーションRPG」が謳い文句。
ただし、2025.6.25現在でウィキペディアに記事が存在しないレベルのマイナーさ
ゆえ、プレイ人口がどうにも少なく、対戦うんぬんを楽しむことはできなかった。
さらには、このゲームだけでメモリーカードを一枚使い切るとか、特定の仲間と仲良くしすぎると、別の仲間がクリア後のやりこみダンジョンについてこないとか、
これでもかとヤング吉田の心を悩ませたニクイやつ。
一方で、ストーリーとゲームシステムはかなりハイレベル。
このゲームによってメモリーカードが2枚占拠されたが、後悔はしていない。
……ああ、コイツでまるまる一回分の記事にできるくらいの思い出がある。
いつか記事にするとしよう。
【リトルマスターシリーズ】
(株)ツェナワークス開発のシミュレーションRPG。
1と2はゲームボーイ、「虹色の魔石(実質的には3)」はスーパーファミコン用ソフトとして発売。
このゲームでユニークなのは、「仲間同士を合体させることにより、強化された新たな仲間を生み出せる」ということ。
アトラス社の「魔神転生シリーズ」ないしは「デビルサバイバーシリーズ」みたいなかんじ! と言えば話が早いだろうか。
さて、このタイトル、シリーズを通して雰囲気はのほほんとしているのだが、
マップギミックが充実しているため難易度は意外と高い。
しかし「稼ぎポイント」が存在するので、そこで前述の合体を繰り返せば、
無双状態でゲームを進めることも可能。
序盤で鍛えすぎて、「ミッ●ィー」みたいな見た目の「ラビットスナイパー」が
敵ボスを狙撃一発で沈める様はもはや「ゴ●ゴ13」。
……と、シュールな面ばかりを取り上げてしまったが、ボリュームも満点でシステムも分かりやすい。
もし機会があれば、遊んでみても損はしませんぜダンナ。
【ルロイ・ヘンダーソン】
新谷かおるの超名作『エリア88』に登場するキャラクター。
作中においては、シン・カザマ、ミッキー・サイモン、グレッグ・ゲイツといった
主役級に匹敵する戦力に数えられるが、活躍するシーンは一切描かれていない。
気が付いたら、いつの間にか姿を消していた。
(ウィキペディアによれば、彼は「その他大勢の代表的な存在」とのこと)
『エリア88』を読んだ人ならわかると思うが、シンだのミッキーだのグレッグと
肩を並べるレベルって、一騎当千レベルの強者ですよホント。
私はこういうキャラクターが大好きなので、彼の消息を追ってみることにした――
と言っても、できることはせいぜいは自分の目による視認なのだが、「仮設基地」(少年ビッグコミックス版の16巻)までは生存していることを確認。
ウィキペディアには「海岸基地」(少年ビッグコミックス版の19巻)にも顔を出していると書いてあるのだが、なかなか見つからない。最後にはほとんど「ウォーリーを探せ」並みに読み込んだけど、やはり影も形も見えず……
もし、詳しい方がいらっしゃいましたら情報提供よろしくお願い申し上げます。
【レジィ・ストリックランド (Reggie Strickland)】
世界最弱のプロボクサー
――と言われているが、その戦績が尋常じゃない。
363戦66勝276敗17引き分け4ノーコンテスト。
私の知り合いに元プロボクサーがいるけど、その人は試合のダメージが蓄積しすぎて4戦で引退しちゃったよ!?
さらに負けの内訳を見てみると、KO負け25試合に対し、判定負けが251試合。
世界最弱の割には、判定まで持ち込んでいる試合が多いように感じる。
この人、たぶん「噛ませ犬の達人」だったのではなかろうか。
youtubeに彼の試合が投稿されているのだが、素人目にも本気でやっていないことが見え見え。
その試合の多くが「ショー」的なものだったんじゃないかと推測される。
プロボクサーって、みんな勝利を目指しているものだと思ったけど、
彼のように「仕事と割り切る」道もあるんだなと、興味深く思った次第。
【六波羅探題 (ろくはらたんだい)】
義務教育で教わる単語は数あれど、トップクラスにこいつはカッコいい。
ロク・ハラ・タン・ダイ……まず、声に出せば音にシビれる。
そして「六波羅」――「波」のさわやかさを「六」と「羅」の密教っぽさが
サンドイッチしていて好き。
とどめは「探題」――意味は不明だけどもう無条件に好き。
こいつはどうにも、たまらねえぜ!
試験のときは誰もが憶えている。漢字で書ける。
が、その後はだいたい真っ先に忘れる。
いかしたやつだぜ、ロク・ハラ・タン・ダイ!




