最悪なる死刑囚の唄
『始まって』しまった僕等の命は、断りも無く『終わって』しまう
「絶対にこれ買い」っていう『絶対』は意味が無いが
僕達の命が終わる事は間違いなく『絶対』なのだ
『亡くなって』しまう生命の美は、誤りも無く『無くなって』しまう
「無駄なモノなんて一つもない」なんて『無駄』なんじゃないの?
僕達が忘れてしまう事は何かしら『無駄』ではない
生きる事に疎いから、死ぬ事ばかり考えて寝る
眩しい朝は最悪な闇、それは僕に降り注ぐ『天罰』の様
虫を殺して、花を踏みつけて
裁かれない命がイマ此処にあるよ
神様でも、仏様でも
見逃された僕達が本当の『死刑囚』なのでしょうか
『授かった』心臓は左胸でリズムを刻む、右胸は『孤独』を感じる空洞
「そこを満たす為の愛」を死刑台から見下ろす最愛の唄
僕達が抱える空洞は埋まる事があるのですか?
他人事にしたいから、独り言は空気と語る
寂しい夜は最高の闇、それも僕に降り注ぐ『天罰』の様
君を殺して、僕を狂わせて
憎まれない世界は何処にもないよ
神様でも、仏様でも
権力を与えられた僕等が『死刑囚』なのでしょうか
『終わる』事は全ての生物、物事、同じ運命なのに
裁かれない僕の心で鳴り止まない『音楽』があるよ
『終わる』事は全ての幸福、不運、同じ終焉なのに
憎まれた世界の中で鳴り止まない『音楽』があるよ
いつの日も、いつの時も、いつの時代でも
君を殺して、僕を狂わせて
裁かれない命に名付けられた『死刑囚』は嫌でしょうか?
虫を殺して、花を踏みつけて
裁かれない命がイマ此処にあるよ
神様でも、仏様でも
見逃された僕達が本当の『死刑囚』なのだろうか
最愛なる死刑囚達へ、命を終わりを歌う
最愛寝る死刑囚達へ、命の終わりを綴る