母さんの飯は世界一ぃ(棒)
えぇ!?今さら鬼○の刃にハマって、投稿するのサボった作家がいるんですかぁ!?
……はい。ごめんなさい。
鬼○の刃ハラスメントを受けて、絶対見てやるもんかと思っていたら、SNSで流れてきた大人の妹鬼に惚れて見始めたら止まらなくなりました。
ミニ妹鬼にもハマりました。
互いに問題を出し合うこのお題も、早くも最後の三週目。
最後の問題は母さんから出された。
問題は『私の年齢はいくつ?』というものだった。なおプラスマイナス5歳の範囲であれば正解にする。
母さんの年齢は現在48歳。43~53歳であれば正解という訳だ。
……これ、結構鬼畜な問題だよな。今の母さんの見た目は完全に10代、しかも高校生以下の見た目である。
こんなのをどうやって正解しろと!?
「スミルノフ家チームは35歳。天野家チームは39歳。その……随分と若く見られて、私自身も凄く驚いています(無表情)。正解は48歳です」
母さんの淡々とした言葉にスタジオ全体がまた騒然とする。今日だけで何回「「「えーっ!?」」」って聞いただろうか…?
もう聞き飽きたなぁ~。
とりあえずこれで……
「二つ目のお題、無事終了でございますぅ。なんと!まさか!まさかまさかの、桐ヶ谷家チームが120ポイント獲得でございます!」
宮海さんの言葉で、拍手が巻き起こる。
これでうちは200ポイントと、他チームから大きく突き放した。
……あとの問題は、少しだけ余裕を持って解きつつ、他チームが逆転するか!?という展開に持っていけば。まぁ、それなりに番組も盛り上がるだろ。
しかし、もうかなり疲れて来たな…。精神的に。
あと腹も減ってきた。確かこの撮影は約五時間かかる。長い……あ。そういえば、原○の樹○消費を忘れた気がする。
まぁ途中で休憩が入るらしいし?その時にスマホからログインして固めておくか。
それに、そろそろその休憩時間のはずだ。
「少し早いですが、休憩でーす!」
ほら来た。
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ただいま俺は、楽屋にて弁当を食べている。
久し振りの母さんの飯だ。前に食ったのは赤飯だったな。
ラインナップはハンバーグ、唐揚げ、アスパラのベーコン巻き、レタス、ミニトマト、茹でもやし。
小学校高学年くらいからお姉の飯を食ってきたが、久し振りに食う母さんの飯は、普段食べてるお姉の飯よりなぜか格別に感じる。
「お姉の飯より美味く感じる」
「なんですって?」
「あら?まだまだ私の腕も衰えてないようね」
「誠の胃袋は、完全に私のものになったと思ってたのだけれど…」
「お姉、ブラコンっぽい…」
確かにお姉の飯も好きだが、やっぱりもっと小さい頃は母さんの飯で育ってる訳で、舌と脳が久し振りの母さんの飯に大袈裟に反応しているだけだ。知らんけど。
「それにしても、あの天野大翔って俳優さん……誠のことをずっと睨んでたわね?なにかあったの」
母さんが勉強ノート片手に天野大翔について聞いてくる。普段お姉より無表情の母さんが、眉間に皺を寄せている…。
そんな顔するくらいなら、休憩時間くらいは勉強しなくてよくね?もう十分活躍したんだし。
「ほらあれよ。誠が出てたドラマの第一話で、本来出るはずだった俳優。ぽっと出の誠が鹿野さんのコネだけで有名になったのが許せないらしいわよ」
「へぇ。そうなの……醜い嫉妬ね。それくらいで目くじら立てるような男の子に、よくファンなんて出来るわね。○ねばいいのに」
「母さん。それは言い過ぎだ…」
「あらごめんなさい。つい若い頃の口癖が」
若い頃の母さんおっかねぇ~…。父さんよくそんなおっかない人を捕まえたな。
そうして家族で談笑しながら食事を楽しんでいると、楽屋の扉がノックされた。
「はーい」
俺が返事すると、一人の男性が入ってきた。
噂をすれば影。その男性は先程まで話していた、天野大翔だった。
「休憩中に失礼します。桐ヶ谷誠君に話があって来ました」
「俺には無いんで、帰ってもらっていいですか?」
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次は息抜きがてら、新作を投稿しようと思います。
こちらは完全に不定期更新です。
内容は『意味わからんSFギャグ重視ハーレム(?)ラブコメディー』です。この時点でもう意味わからんですね。
個性的なヒロインを書くぞー。




