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青空,1
偶然だった
あの日俺は部活で怪我をして病院に行ったんだ。
院内は風邪が流行っていたせいか予想以上に混んでいて暇だっからちょうど入院していた先輩の様子をみにいった。
そして 君とであったんだ
病室をきくのを忘れていて何処だっけとかおもいながらブラブラしていたら建物の中なのに何処からか風が吹いて来て、ちょうど隣りにあった病室を除くと―−‐‐君がいた。
目を奪われた。
左胸がドクドクいって顔が少し熱くなった。
《これが一目ボレか》
なんて思ったりして。
君は空を見上げていたよね。
あのときの病室の白と窓から見えた青をまだ覚えてる俺は馬鹿かな?
もう一回風が強く吹いて君がこっちを向いたときは本当に死ぬほどドキドキした。
で、君の第一声にも呆気にとられたよ。
「何、少年惚れた?」
俺は何いってんだこいつとか思ったりして。
でも話して見ると結構楽しかった。
それからなんやかんやで仲良くなって、また明日なんて約束もしちゃって――−‐凄く嬉しかった。
ねえ
君は覚えてるかな