note 大街道と定期便
・大街道
遠距離をラインで支障なく結べる区間はもともと人気があったのだが、そこに、(おもに安全のために、)できるだけコースを共同一本化しようという意識・運動が起こったおかげで、ますます人気が高まることとなった。
このように、絶えず旅人が行き来し、一種の賑わいをみせるようになったステージを、規模に応じて“街道”、“大街道”と呼ぶようになった。
東京起点ならば次の四本が大街道として有名。
東京湾→藤沢市。およそ、ライン45km。マージン2.25km。
東京湾→小田原市。およそ、ライン68km。マージン3.4km。
東京湾→鹿嶋市。およそ、ライン89km。マージン4.45km。
東京湾→日立市。およそ、ライン131km。マージン6.55km。
現世(α)の同ライン上に、国家事業でわざわざ直線トンネルや陸橋を敷設したりして、便利がいいように整備もされることに。これがさらに利用者を増やすことになった。
・定期便
現実問題として困ったことを言えば、第一に、各平行世界とダイレクトに通信ができないことが挙げられるだろう。現世とロビー、ロビーとステージ間は、それぞれ電波が通じないためだ。(通信ケーブルは、ワープイン時に現世側に置き去りにされる。ロビーとステージ間は、ゲート(リング)にケーブルは通せるのでそれを介しての無線通信は可能)
フジ・エンジンに信号を乗せる試みもなされたが、全吸収されるだけで失敗に終わった。
そのため、連絡ごとは、総務省の専用職員が専用器にまとめて持ち運ぶことに。(これはαの場合だ。利権がらみで、ダンジョン省の管轄ではない)
このように、大街道の広大なロビーに、職員が出入りを繰り返すことによって、メール等の交換を実現させているありさまを、定期便と表現する。
ご想像のとおり、多少のタイムラグがある。