ツッコミ勇者が行くッッ!!
「なんでだよ!!」
とある王国に激しいツッコミが炸裂した
ここは古の王国、まさしく今新たな勇者が誕生しようとしていた。
黒髪の少年が方膝をつき、王様の言葉を待っていた
「トウヤ・エリックよ、そなたは勇者として我が国の矛となり、盾となり国を守ると誓うか」
王様が勇者に誓いの言葉をいいました。
「はい、私はこの国の矛となり、盾となり国を守ると誓います」
勇者は誓いの言葉を述べた
王様はゆっくりと頷き
「ではお主に勇者の名前を与えよう。勇者エリックよ!この地に平和をもたらすのじゃ!!」
チャーー、チャカチャンチャーーーーーン
エリックは勇者になった
「それではお主に選別としてお金をやろう」
勇者は200Gをてにいれた!!
「それでは勇者よ!旅立つのじ「あ、その前にちょっといい?」
「………なんじゃ、勇者?」
「あのさ、俺はあれだよね?この世界を救うために冒険しに行くんだよね?」
「そうじゃが、それがどうした?」
「分かりやすく一言で言おうか
金・が・少・ね・え・ん・だ・よ!!
分かってる?ねえ分かってる?俺は魔王を倒しに行くんだよ?世界を救おうとするだよ?なのに軍資金が200Gってなんだよ、銅の剣買ったら終わりだよ。それにお金だけってのもおかしいよね?普通剣とか鎧を渡すよね?まさか桧の棒で頑張れと?スライムでさえてこずるよ」
「………わかった、では5000Gと「5000Gだけ!?」
「………………………10000Gとこの鋼の剣と鋼の鎧をやろう」
「おし、まずはこれだけあれば充分かな、んじゃ行ってきまーす」
「…………わしの貯金が」
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~宿屋~
「いらっしゃいませ!ここは酒場よ!ご用件は?」
「よう、酒場のねーちゃん、魔王討伐のため仲間を」
「どんな職業がいい?」
「戦士、僧侶、魔法使いを一人ずつ」
「かしこまりました!少々お待ちください!」
剣士と僧侶と魔法使いがきた!!
「お前が勇者か!」
戦士Lv1 装備 皮シリーズ
体力 31
MP 5
攻撃 12
防御 6
魔法攻撃 2
魔法防御 2
回復 3
きようさ 1
「よ、よろしくお願いいたします」
僧侶Lv1 装備 皮シリーズ
体力 24
MP 29
攻撃 5
防御 4
魔法攻撃 6
魔法防御 5
回復 15
きようさ 7
「……………よろしく頼む」
魔法使いLv1 装備 皮シリーズ
体力 19
MP 33
攻撃 3
防御4
魔法攻撃 16
魔法防御 14
回復 7
きようさ 8
「…………レベル低ッッ!!」
「「「!?」」」
「Lv1は無いだろ、お前ら今まで何をやってたんだよ?それに装備もザコすぎだろ、お前ら分かってる?俺達魔王を倒しに行くんだよ?ピクニックじゃないんだよ?」
「じゃ、じゃあそういう勇者さんはどうなんですか!!」
勇者Lv58 装備 鋼シリーズ
体力 452
MP 186
攻撃 251
防御 193
魔法攻撃 187
魔法防御 152
回復 138
きようさ 103
「普通に強かった!!」
「当たり前だろ?この日のために今まで特訓してきたんだから」
「ご、ごめんなさい……」
「それにあんたもだよ、酒場のねーちゃん」
「な、なにかしら?」
「いや、何かしらじゃねえよなんでLV1を連れてきたんだよ?あんたも魔王をなめてるでしょ?」
「な、なめてなんかいないわよ!!」
「いや、LV1を紹介してる時点でアウトだよ、もう魔王(笑)とか思ってんだろ?」
「し、仕方ないじゃないここにはLV1しかいないんだから………」
「」
「おーい、勇者?」
「」
「勇者さん大丈夫ですか?」
「」
「………無視はよくない」
「」
「だ、大丈夫かしら?」
「ハッッ!すまん、意識がとんでた………てか、マジか!?なんで勇者が出発するのにLV1しかいねえんだよ!!騎士団長とか賢者様とかそういったのを従者としてつけろや!!」
「なんでも王様曰く
弱いところから始めて少しずつ強くなるのがいい、それが冒険の楽しさだ
そうです」
「あのクソ王め………!!」
「ちなみに他の仲間も見ます?全員LV1だけど?」
「もう、いいよ………やってやる!俺はこのメンバーで魔王を倒してやるッッ!!」
こうしてツッコミ勇者は仲間と出会った
そしてこの仲間達と奇想天外な冒険が始まる……
さまざまな村、さまざまなダンジョン、さまざまなツッコミ………
この物語はここから始まる!!
続くッッ!!
「この物語続くの!?」
感想、批判できればよろしくです。ただど素人作者のメンタルがスライムなみに弱いのでできるだけ優しく痛めつけて下さい