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少年と神々  作者: 暁月星
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第四項_君の住む世界 「遊和・ショゴス視点」

「カレーうっま!!」

小さなオンボロの部屋に少年の声が響き渡る。正直うるさい。でも、なかなか聞かないので新鮮でもある。一軒家ではないがこんな人外(異界から来た人間も含む)用の家に誰も住むはずもないので怒らないだろう… 多分。

「ご飯食べ終わったら話すことあるから早めに食べておいて」

「おっけ」

<で、確認なんだけどショゴス本当にKにピアスついてたんだよな?>

<多分ね、あれぐらいなら魔力は込められると思う>

ピアスには色々使用方法がある。中でも我々のような人間以外の種族の言葉が聞けるようになる魔法はすごいと思う。もっともそれを開発したのは僕だが。

「カレー美味しかったぁーーーーーーーーーーごちそうさまでした!」

ごちそうさまでしたが言える子だった。すごいいい子ちゃんだ。

<育ちがいい子だぁ!私びっくりしちゃう>

<根が優しい子でよかったな。ヤバイやつだったらどうしようかと思ってた>

---

「んでんで、お話ってなーにー?」

「君、ピアス持ってるだろ?それにおまじないを掛けてさせてほしいんだ。そうするとニャルとお話ができるようになるんだ」

__『っおまじない…』__

ショゴスがなんか言ったよな… 気にしちゃいけないよな?

「え!?ニャルちゃんとお話できるの!?ピアス貸すから掛けて掛けて!!!」

素直すぎるだろう。こっちはこっちで心配になるレベルだ…。受け取ってササッとおまじないを掛ける。

「ほら、これでいいはず」

さてと、本題を話さなきゃな… あいつ(ニャル)とのお喋りを中断させなきゃだな… すごい楽しそうだから話しかけるのに気が引ける。

「さて、Kここからが本題だ。たぶん君は()()()()()()に帰ることはできない」

「えっ!?それってどういう事!?」

『わかりやすく言うとね、この世界には凶暴な神様が跋扈していて、もし君が色々な奴らに目をつけられていたら、君のいる世界の住人が危ないから確認してから返そうと思っているんだって!』

優しい説明すぎる。さすがは僕の従者、素晴らしい。ふと、Kを見ると悲しそうな顔をしていた。それもそうか大切な人とかもいるかもしれないからな。こうなるのも仕方ないか。

「会えないかわりに明日君の世界に行こうと思うんだけど、どうしたい?」

パァッとKの顔が明るくなる。嬉しさがにじみ出てて面白い。情緒どうなってんだこいつ⋯ 人間ってこんなもんだったけ?

<遊和ちゃんあの子面白いねー可愛いー>

<あぁ、面白い。まるで君のようだ>

またあとで話し合うとは思うけど今日はここまで、この続きは明日話し合おうかな。

「あ、そうそう。僕とショゴスは女だから君はニャルと一緒に隣の部屋に行って寝てくれ」

「えぇ!?遊和さんって男の子じゃないんですか!?嘘ぉ⋯ ごめんなさい」

『いいよいいよ、男子会楽しんでねー』

「うん、ありがとねー」

次の日の波乱はその時に考えよう⋯ うん

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