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彼岸花が咲く丘の下で  作者: 卯月 絢華
Phase 01 渡瀬亮介という男
6/16

5

 地面に、鮮血のような彼岸花が咲き誇っている。夜の(とばり)はすっかりと降りてしまい、周りは真っ暗な状態である。


 そんな中で、一人の少女が『死神』から逃げていた。


「――ちょっと、何する気なの!」


 暗闇の中で、『死神』から逃げる少女は悲痛な声で叫ぶ。


 しかし、そんな少女の悲痛な叫びに対して『死神』は非情な宣告を述べる。


「残念だけど、君には死んでもらうよ」

「し、死んでもらうって……私、死ぬの?」

「そうだ。死んでもらうんだ」


 そう言って、『死神』は少女の頸動脈をロープのようなもので絞めた。


「うぐっ……」


 首を絞められた少女は、苦痛とも恍惚(こうこつ)とも取れる表情を浮かべていた。


 そして、少女は魂が抜けたかのように――絶命した。


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