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夏空カナタ
「うわぁ!すっごいや!」
「いつか必ず……」
「うん!」
「この空の……」
「へぇ、詳しいねお父さん!」
「ははっ、そうだろう!なんせ……」
「お父さん!」
それはセピア色の夢。
幼少期、まだ地上にいた時の幼い夢。
「カナタ、朝だよって!なんだ珍しい。起きてたのか」
「うん。懐かしい夢を見たんだ」
「なんだ、ホームシックか?まだ1日もたってなくないか」
「う、うるさいっ!そんなんじゃない!」
そう、私夏空カナタは何の因果か、騎空艇で旅を始めました。