自分以下の人間を見ると人って安心すると思わないか。
人生は七転び八起という。
転んでも転んでもダルマが如く立ち上がり、前を向いて進んでいこう!
といった具合だ。そうね、うんわかるわかる。それは素晴らしい事。
そう出来るならそうした方がよい。
出来るならね。
自分は起き上がれなかった。
1度や2度なら大丈夫。でも3度4度と転ぶうち
もう寝転がってしまおうってなる。
大事にしてたはずの場所でも
見栄を張りたかった人の前でも。
そんな人間だから誰からも必要とされないし、
必要とされる努力もできないし。
人の善意とわずかに得た信頼を食い物にしていた。
向上心など持ち合わせるわけもなく、
ただ楽をするために騙し・奪い・傷つけた。
失うものと得るものが等価だったかはさておき
簡単にお金や恋人、はては居場所まで手に入れた。
まぁすぐに裏切るんだけどね。
気が付いた時には手遅れ。
信頼の取り立てっていうのは悪人でも感じ入るところがあった。
「弟が彼女はらませた。何とかおろさせたいから金かしてくれないか?」
こんな嘘話を真に受けて返さなくていいよなんて言ってた奴。
しっかり見つけてくれて殴られた。金は返せなかったよ。持ってないからね。
当時付き合ってた彼女は、口だけ甘やかしていたら働かなくなった。
そのうちネトゲにはまって昼夜逆転、最終的には実家ニートだ。
俺も働きゃしないし彼女の実家に転がり込んだけど
そのうち彼女がバニック起こすようになってさ。
包丁振り回し始めたから、逃げ出した。
あんだけ精神科行けっていったのに全然行きやしない。
以上を踏まえて考えるに俺にはどうにも自分だけじゃなく
近い人もダメにする所があるみたいだ。
まったく救えない。