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ポン太郎物語  作者: 玉城まりも
29/31

5外伝 桃太郎戦記 武器屋の佐々木商店

「ここだ」


衣装(コスチューム)を買いに、祖父に連れてこられた場所は『佐々木商店』と書かれた駄菓子屋だった。


駄菓子以外にも蚊取り線香や生花やTシャツや、高そうなティーカップが売られているが、売っているものの大半は駄菓子だった。


それに銀河は、


「ここで桃太郎の衣装(コスチューム)が買えるのか」


と腕を組みながら言った。


本当は『ここ駄菓子屋じゃん!!』とか『そこら辺にあるただの店じゃねーかよ!』と言いたいのだが、銀河には最早ツッコムのも面倒臭くなってしまったのである。


祖父は佐々木商店に入り真っ直ぐにレジのところにいる若い男性店員に向かうとこうたずねた。


「つまらないものとくだらないものがあると聞いて」


「いらっしゃいませ、お客様。会員カードはありますか?」


祖父は会員カードを渡した。


「会員登録確認しました。ではご案内します」


若い男性店員はレジの横にある招き猫の頭をポチっとする。



ギギギギギギギッ―――



レジを中心に銀河が立っている床が回り出した。



ガコンッ



床の回転が止まった。



「うわ!何だこれ!」


店内には様々な武器や防具が立ち並び、まるでゲームの世界に入りこんだようだった。


「驚いか?この佐々木商店は表向きは駄菓子をメインに商売をしているんだが、裏では武器や防具を売っているんだ」


それに銀河は突っ込んだ。


「・・・・・・それって法律に触れたりするんじゃないの?」


祖父は言った。


「大丈夫だ。この店は政府非公認だが公認している店なんだ」


「公認なのか非公認なのかどっちなんだよ」


「ところで店員さん。孫に桃太郎の衣装(コスチューム)を買ってあげたいのだが、良いのはあるかね?」


店員はニッコリと営業スマイルをして、


「ありますよ!本物の衣装(コスチューム)とコスプレ衣装(コスチューム)がありますが、どちらをお求めてございましょうか?」


「銀河、本物とコスプレどっちが欲しい?」


「・・・・・・本物で」


「だそうだ」


「本物ですね!こちらでございます!あ!本物の金太郎衣装(コスチューム)もありますが、いかがですか?」


「・・・・いいです・・・・」


銀河はツッコムのを辞めた。



『日本のお(とぎ)(ばなし)衣装(コスチューム)コーナー』


と書かれたスペースがあり、店員は何着か出してくれた。


「桃太郎の衣装(コスチューム)は実は外国のお客様から大人気なんですよ!あ、でも、購入しても桃太郎の子孫ではないので実際に着ることはできないんですけと、観賞用として購入する方が多くて!

では商品をご説明します。


桃太郎衣装(コスチューム)とは桃太郎の子孫だけが装着できる衣装のことを指します。ですから見た目白いシャツでも桃太郎の子孫だけが着ることができるという条件を付与すると、白いシャツを桃太郎衣装(コスチューム)と名乗ることができます。


銀河さまのお母様もこのお店で桃太郎衣装(コスチューム)・ピーチドレスをご購入されています。

今店内でお勧めが三着ありまして、


一点目が『ピーチ魔法少女』です。回復魔法や防御魔法がプラス千も上がります。しかし、攻撃魔法は一つしか使えません。しかし、攻撃魔法もかなり強力です。


二点目は『戦隊ヒーローピンク』です。メイン武器(ウェポン)は短銃。耐久力がプラス一万。どこかに隠されていると言われているロボットを召喚でき巨大怪獣と闘うにはお勧めです。しかし、戦隊ヒーローシリーズはピンクだけでなく、レッド・ブルー・イエロー・グリーンが存在し、五人そろえば本当の力を発揮することができます。


最後に三点目ですが、『タイガーマスク・桜』。肉弾戦ならこれがお勧めです。筋力と回避能力と素早さが十万ほどプラスになり必殺技・猛虎百連拳が決まると大体の敵は倒れます。しかし、魔法はあまり得意ではありません。


銀河さま、いかがでしょうか?」


「――――――!!!!!!!」




銀河は果たして、どの桃太郎衣装(コスチューム)を選ぶのか?








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