ポン太郎が知らない話し 常闇の青空市場 その②
ここは『キララの泉公園』で開催されている常闇の青空市場。
常闇の青空市場は色々なお店を出して色々な人が商品を買う、お買い物祭りのことである。
けれど常闇の青空市場は買い物だけでなく様々なイベントが開催されている。
例えばダンジョンだ。
ホームセンター赤松が主宰する出張ダンジョンがあり、子供向け・初級・中級・上級といったレベルがある。
子供向けはもちろん子供向けのダンジョンであり、内容は何の危険がない迷路である。
危険があるのは初級・中級・上級であり、参加者は自分のレベルに合わせてダンジョンに潜入することになっている。この時、ダンジョン内で手に入れたもの参加者の物になるがその代わりケガをしても自己責任である。
そしてこの度、どこからか飛んできたのか物凄く巨大な岩が空から降って来て、地面に衝突した影響でダンジョンシステムが故障してしまった。
子供向けダンジョン『迷宮の迷路』が地獄級『迷宮の迷路』(ダンジョン・オブ・ラビリンス)になってしまい、その地獄級ダンジョンに子供二人が取り残されてしまった。
結果としては冒険者パーティー・ドラゴンバスターズによって救いだされた。
この時冒険者パーティー・ドラゴンバスターズだけでなく、魔女、召喚士、騎士、勇者、戦士たちなど数十人が子供二人を救出するために地獄級『迷宮の迷路』(ダンジョン・オブ・ラビリンス)に潜入し、救出の連絡を受けても彼らはダンジョン内に残った。
彼らの目的はダンジョンのボスと闘うことだ。
この常闇の青空市場で強い武具や防具を見つけた彼らは、早く使ってみたくて仕方がなかったのだ。
そんな時、ダンジョンシステムが故障し地獄級『迷宮の迷路』(ダンジョン・オブ・ラビリンス)が出現したのはとても良い機会だった。
地獄級『迷宮の迷路』(ダンジョン・オブ・ラビリンス)のボス、『不破明王』。
不破明王は身体が青黒く、身長は二メートルくらいの男性モンスター。
不破明王の厄介なところはダメージを受けると姿が変わるところだ。
最初はボロボロの老人姿で、炎や雷、氷を主に攻撃してくるがダメージがある程度溜まると、変身して
手が八本あり筋肉隆々で顔がとても怖くなる。攻撃は掌を使う。掌を使った攻撃は岩でさえも粉ごなになる。
さらにダメージが溜まるとまた変身して、二本の手足に錫杖を持ったイケメンになる。攻撃は錫杖を使った体術と、より強力な炎と雷、氷を使用。
イケメンであるので、よく女性に写真を撮られる。
イケメンであっても不破明王はここにきた挑戦者たちの数だけ何度も倒され何度も復活する。何度も何度も。
けれど、ダンジョンボス・不破明王はホームセンター赤松から雇われたバイトなのだ。
彼はどっかの世界の神様なのだ。




