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ポン太郎物語  作者: 玉城まりも
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3外伝 桃太郎戦記 桃山家について

「ただいまじいちゃん!何なんだよあの学校は!?」

銀河は家に帰るなり祖父に言い寄った。


祖父である桃山(ももやま)天空てんくうは居間でお茶を呑気に啜っていた。

「お帰り銀河。学校は楽しかったか?」

「楽しいより衝撃だよ!何で動物が学校で勉強してんのさ!何でバトル漫画みたいな霊能力者っぽい奴がいるんだよ!何で幽霊が普通に先生やってんのさ!色々聞きたいよ!?」

「学校は楽しかったみたいだね」

「楽しかった、とかじゃなくてさ!」

親切なニホンザルの同級生が色々と教えてくれた。



まず、『化け者』とは人間に化ける獣のことである。


化け者は人間に化けて人間と一緒に暮らし、月光町はそんな化け者達が沢山住まう町である。で、木の葉の森小学校は化け者の子供達のための学校であり、修行の一環として陰陽師や召喚士や霊能力者の子供も一緒に学んでいる。



「じいちゃんその反応からすると化け者のこととか知っていたんだよね?何で教えてくれなかったの?」

「何だ、(きら)()は何も言わなかったのか?」

(きら)()は銀河の母のことだ。

「母さんは海外出張が長くなるからじいちゃん家に行けってだけしか言われてない」

「海外出張・・・・・・銀河は母親が何の仕事やっているのか聞いたことあるか?」

「え、警察官じゃねーの?」

前に一度だけ聞いたことあるが母は、チームを組んで悪い奴らを倒す仕事、と言っていた。だから、勝手に警察官だと思っていた。

「母さんは前に悪い奴を倒す仕事だって・・・・・あ、もしかして自衛隊とか?」

「違うな」

祖父は首を横に振った。


祖父はお茶を一口飲み、一呼吸置いたあと、真剣な顔で言った。

「お前の母さんは今、海外で魔王を倒しに行っている」

「は?」

「そして、銀河。お前はあの有名な桃太郎の子孫であり、我々桃山家は代々桃の加護を受け継ぎ、邪を退治することを宿命付けられた一族なのだよ」





明かされた桃山家の真実。今まで普通の人間だと思っていた銀河は何と桃太郎の子孫であった。




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