05卒業
「あら?拐ってきたのかしら?その子」
侮蔑するように目線が不知火の部屋に張り付く。
「この子も神になるための生贄にされかけた所を救っただけですよ〜無極色と言うらしいです」
「先輩に命を助けられました♪あと魔法を教わってます♪」
ベタベタする無極色、四神明は今日奪うべきかと心の中で喋り、
「あ、危険察知、奪うのは今度で」
と牽制される。
忌々しいがどうしようもできない。
(ん〜無邪気なだけで無極さんの方が安全〜。こらくろ、ヘタレと呆れない!)
「それで同級生でしょ?なんで先輩なの?」
「えへへへぇ〜先輩の秘密を少し知ったからです!」
「へー、それは私に言えないこと?」
「基本的にもう面倒な立場ですけどさらに面倒になるので秘密ですね〜彼女は秘密を守りますけど…」
不知火が言う。
「そう、なら仕方ないわね、私は秘密を守れないもの」
そして修行に移る。
「魔力を無限小にするだけで魔力って強くなるんですね、言われるまで気づきませんでした」
「普通無理よ、魔力操作なんて、不知火君のお陰よ」
四神と無極が会話する。
「普通、血統から何度もその時力が強い者通しが交配して力を強めて行くの、不知火君は当然知ってるよね?」
「業を継承させて血筋と言う魔法から無意識に時間を掛けて強くしてるだけですね、たとえ効率は悪くても順調に強くなりますね」
「…との事よ」
「ほへ〜初めて知りました」
「私もよ」
無極さんは驚き、内心四神さんも驚いている。
「今日はこれ飲んで貰いますね、二人とも」
「何かしら?これ?」
「体内の進化を促すドリンクです、味は悪い意味で保証しますが」
ウボぉ〜と声を上げるドリンク。
「飲みます!」
と無極が飲む!
そして…
「…何か普通の味」
「うそ!?」
四神は錯綜する。こんなドリンク普通の顔で呑めるはず無い!
なら彼女の味覚は…
「一周回って味覚破壊されて普通みたいですね、自分は匂いもキツイので五感切ってます、匂いから普通なら後で回復魔法、記憶を消して掛けますね」
「飲んだらただの水だわ、味も飲み心地も?」
「たぶーん、何口に入れても味がしなくなりましたね」
「全部飲んだから早く治して」
はいはい、と治す不知火。
「後は料理するのでリクエスト有ったら言ってください、二人とも遅くまでいる気でしょ?」
「じゃあハンバーグカレー!」
「私は何でも良いわ」
「無極さんはハンバーグカレーで四神さんは何でも有りなら同じ物で良いと…」
そして料理に掛かりその間に二人は相談する。
…
……
………
「ご馳走さまでしたー!」
「美味しかったわ」
「お粗末様でした」
そしてお茶を飲んでテレビのチャンネルを変えていると服を脱ぎだす二人。
「え?下着まで女性二人脱ぎだしてどうしたんですか?」
「ねぇ、美女の二人は王子様のキスでゴールすべきと思わない?」
「ここまで来たら二人とも食べるべきです!出ないと先輩の秘密バラまきます!」
えぇ…
「くろ、お前もか…しかも見捨てる気だな…ここで食べないと…夜の安眠はくろに掛かっているのに…」
めちゃめちゃ弄ばれた。