03魔法を特訓
「で、どう言う仕組みなの?あの式神?」
今自宅にいる。
「得意な魔法ってどうやって決まると思います?」
「血筋とか神から与えられたとかじゃ無いの?」
「自分で決めた色とか好きな概念とか魂、業から来てるんですよ、だから業、好きな色とかが好きなほどそれに無意識でも関連付けている概念が強化されます、名前とか」
「なら不知火君は相当なドラゴン好きなんだー」
「ドラゴンは男のロマンなんですー」
「冗談よ、そこまで魔法を極めているなら理解も深いってことよね?」
「設定と言うか理解が深いほど強いですねー所で近くありません?」
四神は説明中に歩いて行き隣に座っている。
「そう?気のせいじゃ無い?それで強くなれるのかしら?」
「理解程度で業は深まりませんねー自分が手助けしたら強くなります、また狙われると思うので手助けしましょうか?」
「そう、報酬は私を好きに出来るで良いわよ?」
「童貞には魅力的ですが一度だけ何でも…実際には出来る範囲までですが願いを叶える権利で」
「そ、実際に強くなったら何度でも叶えるわ、あと…」
(ん!?)
キスをされた。
(何この展開?俺犯されるの?あと甘いし柔らかい)
くちゃくちゃと音がなる。
暫くして離れた。
「命を助けて貰った恩返しが出来たわ、これでチャラね」
「あー、その中に護衛の人を失禁させた非礼も入れて下さい、くろが張り切って威嚇しました、ありがとうくろ、俺の家の平穏はお前から守られた」
ニャーと鳴く猫。
「普通の猫よね?その子?」
「見た目は、あとこれ」
市販のキャンディーを渡される。
「何かしら?」
「呪力込めた物です。暗殺とか感知できないので」
「何も変哲もないのだけど?」
「違和感バリバリは警戒されるので、普通ですね」
「そう…見た目も味も普通ね…おまじない程度に思っとくわ」
「ういっす」
「それでどんな修行を付けるのかしら?」
「それはですね…」
…
……
………
「難しいわ!魔力を無限小にするの!」
「でも短期間で強くなるのはこれが良いんです。業も圧縮されて、あと概念に操られて豹変しないで下さいね?概念を業を深めると言うことは狂人になるのと同じなので」
「怖いことさらりと今言うわね…」
「ご飯食べて行きます?和風のハンバーグですけど」
「良いのかしら?遅くなると連絡するわ、いただくわ」
「へい」
そして調理する不知火、不思議そうに見る四神明。
「調理に魔法使うのね…信じられないけど訓練には良いわね…」
「スマホ代以外払ってませんねー魔法で代用して」
「嘘!?電気も魔法!?信じられない!高位の精密さじゃない!」
「ですですー」
そしてご飯が並べられていく。
「いただきます」
「どうぞー」
一口ハンバーグを…
「嘘!?何この味!?魔法を使ったとしか思えないんだけどこの味!現実に存在する味覚じゃ無い!」
「使いましたねーバッチリ」
「いつ使ったのよ!不自然な魔力の動きは無かったわ!明確に魔法陣を空中に描いて使う以外!」
「秘密ですねー、暗殺対策に」
「はあ…良いわよ、教えてもらう立場だし」
その後
「む〜分からないけど圧縮して行ってるわ…さっきとは天地の差よ…何が原因かしら…?」
「10時には帰って下さいね、トレーニング方法考えるので」
「分かったわ、9時ね、あと一時間、頑張るわ」
そして10時に帰り、護衛に心配される。
「逆に私が抑えたいぐらいだわ、何も無かったし、安全よ、むしろ私が襲ったわ」
「お嬢様、それは…」
「何も起きなかったわ。信頼の返しよ。あれ以上危険だし、たぶん」
そして一日が過ぎる。