02、不知火の知識チート、努力チート。
不知火優はスキルが現れたと聞いて科学や量子学、宇宙の創造から娯楽作品の能力を片っ端から調べた。
そして自分が最強だと思う能力を考えた。
スキルに関しては反復、年月で手に入る回路だと推測した。
それは当たっていた。
そして上に行くほどモンスターが弱くなる天上のダンジョンを両親が蒸発してから潜った。
最初は栄養満点の核を持つスライムだけをひたすら倒した。
そしてスキルも少し手に入れている、僅かに回路が組まれていると思っていた。
実際のところは宇宙の誕生をひたすら考察し、理想の空想科学を考察し、娯楽の能力の全ての再現を考えていたせいでビックバンが彼の中で起きていた。
しかし上に誰も行けてないが恐らくインフレしている。
気が狂った様にスライムを倒した。
そしてスキルも手に入り、自覚し、だが気が狂ったような時間を自分の時間を止めて狩り続けた。
そしてある日、上を目指してやはりインフレしていた。
しかし不知火もインフレしている、雑魚である。
しかしまた適度な深さで気が狂ったような時間狩り続けた。
そして最上階に世界の言葉が響き、たどり着いた。
そこにはもう一人の自分が居た。
そして確かに一度死んだ。
しかし最高の能力を想像していて、魂から思考して生き返る。
そしてただの殴り合いが始まった。
互いにガードなど意味ないと捨て、威力は常識を超え、ダンジョンを破壊尽くし、互いに譲らない。
そして長い時間永劫のある日、彼は笑った、神に感謝して拳に乗せて殴った、初めて相手は驚いた。
そして神に終わらせないでと祈りの拳を掲げて殴り合い、そして不知火が生き残った。
この時感動していたか知らない、ただありがとうと言葉を言った。
そして世界の言葉が響き何でも一つ願いを叶えると言われ、一つ叶え、あらゆる能力を使い現代に戻って来た、スキルの理解と共に…。
「あー転校生を紹介する、転校試験を合格した不知火優だ」
「よろしく!日本一の高校に自力で来ました!不知火です!」
「席は四神の横で良いだろ、そこが偶然空いてる」
席に着く。
彼女から説明しろと口パクで言われる。
放課後でと念話で説明して口をポカーンと開けられる。
放課後
「で、不知火は何者なの?不自然過ぎて驚くしか無いわ」
「人類の限界を超えただけですよ〜と」
「そ、あのドラゴンの式神の作り方教えてくれるかしら?私にはただの式神には見えなかったわ」
「自分の家で良ければ、他人に聞かれたく無いので」
「秘密にしろってこと?秘伝にするわ、それで良いかしら?普通に秘伝にするのが普通だけど」
「それで別に、それにしても秋ですから屋上も冷えてきましたね」
「そうね」