どうやって相手を想定するの?
なろう主人公のようなこんにゃくメンタルになるために、相手を想定する事について書いていきます。
想定の意味は、状況・条件などを仮にきめること。(weblio辞典より)
動機となる感情に関しては前回書いたので、今回は荒らしをする状況・条件を考えてみます。
荒らしと言っても、自覚の有るなしで動機が違ってきます。
①自覚なしは、言葉の使い方や表現方法が雑で誤解されているだけ。感情でいえば「自己主張」「共感されたい」「理解されたい」気持ちが強い。
②自覚ありは、完全に愉快犯。「優越感」や「支配欲」を満たしたい気持ちが強い。
①の場合は優しく丁寧な対応をしたら、言い直したり謝る可能性がわずかながら有る。
ただし、思い込みが強すぎると「~すべき」と押し付け続けたり、無視してもどんな返事をしても同じ主張をして、自分の意見が通らなければしつこく粘着する事があったりもする。
酷い時はブロックや運営に対応依頼が必要になってくる。
②の場合は、無視されるとつまらなくなって別のターゲットを見つけに行く。
下手に反応してしまうと、面白いおもちゃとして粘着される可能性あり。
飽きたり他にもっと煽りがいがある相手が見つかった途端に、ぱったり止んだりもする。
反応を続ける限り、一旦間が空いたとしてもふとした時に思い出してまた戻ってくる事があるので、1~2回は「書き込みありがとうございます」等の短い無難な返事をしてある程度の義理を果たした後、無視するのが一番の対処法。
①と②の見分け方は簡単。
①は、文章の書き方・ストーリー・キャラなどについて具体的に要望を出してくる等、ちゃんと作品を読んでいる事が分かる。
②は、単に悪口のみを書き残す。短文が多い。
①②に共通するのは心の余裕の無さというか、相手の気持ちを考えられないような状況にあるという事。
自分の感情でいっぱいいっぱいになって、他人にまで手が回らない感じです。
まぁ、中・高校生の若い間は誰しもそうですから、それがダメだというわけではないです。
私なんか大学時代までは自己と他者の境界が曖昧で、他人を思いやるなんて考えられていない人間だったという自覚があります。
流石に勉強していく内に気付きましたけど、時期が遅かったんで矯正が大変でした。
早熟だと小学生でも大人の落ち着きを見せている子もいますが、それはそれで自分を抑えすぎてて心配になります。
自分ばっかりでも良くないし、他人ばっかりでも良くない。
そこら辺のバランスは結構難しかったりします。
また脱線しそうなので、話を戻しまして。
荒らしというのは要するに「自分視点から抜けられない」人達の事。
だから、乱暴な言葉遣いをしたり、八つ当たりをしてストレス発散しようとする。
そこに対等な人間を相手にするような意識はないわけです。
ネットだと余計にそういう感じが強まってしまいますし、普通の人でも気を付けないと忘れてしまうくらいです。
作者からすると、自分の作品を読んでくれる読者は対等どころか感謝したくなるような有り難い存在なので、無意識にそういうフィルターをかけて感想なりメッセージを見ています。
その感覚が続いている状態でいきなり否定的なコメにぶつかると、まるで読者全員の総意のように思われてしまい、余計にダメージを受ける傾向があります。
でも、全員がそう思っているわけではないのは勿論のこと、相手はこっちをNPC扱いしているわけです。
だったら、こちらもNPCとして相手を見てやりましょう。
ゲームの中で村人その1に罵倒されても、「そういう設定なんだ」で流しますよね?
荒らしも同じように、割り切って考えちゃう。
①の自覚無しのタイプで、ちょっと話が成立しそうな場合でも油断してはいけません。
期待してもがっかりする結果になる事の方が多いはずです。
主張している内容で参考になりそうな部分だけ抜き出して、あとはやっぱりNPCとして対応するのが良いです。
言い返したくなったり改心してほしい気持ちがあったとしても、そういう人達を文字だけで説得するのはほぼ不可能と言っても過言ではないです。
言われる立場になって考えてみれば分かりますが、顔も知らない赤の他人からネット越しに偉そうに説教されても殆ど響きません。
そういうのはリアルな人間関係で学んでいくものですから、身近にいる方々にお任せで。
勿論、初見でいきなり突っぱねるのではなくて、軽い指摘ぐらいなら問題ないです。
言われっぱなしが癪だったら、自分が疲れない範囲で返事をするのもありです。
ただ、例え論破できたところで得られるものは少ないので、それよりは小説の続きを考えたり面白い小説を読んだりゲームしたり遊んでた方が、時間を有意義に使えると思います。
勢いで書いたせいで「どうやって」を抜かしていきなり解説しちゃいましたけど、想像力を働かせて考えてみれば、私の言っていたような内容は大体出てくるかと。
大切なのは、相手を知ろうとする事です。
結局のところ答えは本人にしか分からないですし、間違っている部分だってあるでしょう。
私が書いたタイプ分けや状況は、単なる当てずっぽうです。
「そんなのは的外れ」だと文句を言ってくる人がいても、おかしくありません。
それでも思考停止して正体不明の相手に怯えるよりは、何かしらの見当をつけるだけでも心の持ちようが違ってきます。
傷や動揺は最小限で済みますし、適切な対処をしていけばこじれたり後に引く事もなくなります。
頭でわかろうとしても心が追い付かない場合がありますので、その時は感情を我慢せずにじっくり向き合って自分を納得させて下さいね。
これにて大体説明し終わったので、区切りとして完結しておきます。
感想や質問が来たり何か思いついたら、また続けるかもしれません。
読んで頂いた皆様、ありがとうございました。