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第三話『ブルマとある男』

今日は体育のある日だ。

この沼津中央高校は男女混合で行う。

当然というか何と言うか恵はブルマだった。

男子の何人かが鼻血で倒れていた。

因みに今日はツインテールだ。結構萌える為、カズ(担任)は目をそらして話していた。引きこもりだった恵は運動オンチもいいとこで女子以下。クラス最下位なのだ。だが途中でこけたりとドヂが多くその度に無意識で涙目となり絶大な破壊力で魅了する。つまり、クラス全員がキュンとしてしまうために馬鹿にする人がいないのだ。早い話恵はクラスのアイドル的存在なのである。



「はぁ…ボク、男なんだけど…」

「いいじゃないか。」

「もうユウくんまで…」

「その言い方とかが可愛いんだよ。てか本当ヲタク少年とは思えないな」「うぅ…」また少し涙目になった。そのまま勇助のHeartにズキューン!!勇助は少し顔をそらした。



「ただいま〜」東条家に恵の兄、らいとが帰宅した。そんじょそこらの芸能人顔負けの超美形だった。因みに月は高校時代生徒会長をしていた。大学生となった今でも新入生挨拶をするなど頭脳明晰である。あえていうと東大だ。当時月は『ライト様』と崇められていた。



「ただいま〜」恵が帰宅した。そのとたん誰かに抱きしめられた。

「めぐ〜かわいいぞ〜」

「お、お兄ちゃん!!」相手が月と知った途端恵は軽く月の頬にキスした。つまり、兄弟揃ってブラコンなのである。まぁはたからみればシスコンとブラコンの関係に見える。

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