表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
種を蒔こう  作者: ふにぅ
1/1

1

思いついたから書いた

評価がよかったら続きます

僕は10歳の成人の日、種を作るスキルを授かった

成人の日に授かったスキルは摩訶不思議で、種と命名すれば驚く程使い勝手がよかった

でも、知識が足りない、どんな種にするか、想像力が、学がない村人の僕には足りなかった

そしていいことを思い出した、人は死ぬと生まれ変わるというやつだ、スキルには【前世の記憶】というスキルもあって、前世覚えていたスキルも使えて、死ぬまでの記憶や知恵もあるスキルがあって、その人がS級冒険者なので結構有名なので、村人の僕ですら知っていた

だから僕は、前世の記憶を思い出す種を5年かけて育てて、前世の記憶を思い出した


立ち並ぶコンクリートの建物を、前世の家族を、楽しかった思い出を、美味しかったあの味を!


「俺は思い出したぞ!ハハハハハハハハハハハハハハハ!! さぁスキルよ!我が願いを種として、芽生えよ! 【高速成長】成れ、チョコレートの木!」


数秒で5m程まで育ったその木には、カカオのような実が成っていて、思ったとおり、割れば中身はチョコの塊だった

まろやかな生チョコの味わい、前世で仕事中にこっそり食べていたあの味わいだ!

原材料のカカオを通り越してチョコを生む木、これが俺のスキルの正しい使い方!願いを種として具現化させ、叶える力!


「チョコうまー」


村は発展した


そうだね、村は発展したね、チョコレートの木は貴族の管理下に置かれたね、ファック!俺のチョコだぞ!クソックソックソックソッ!ホンマクソ!

ちょっと自慢したくて村で配ったらコウナッタ、ほんまクソ、村長もクソ、貴族もクソ!クソしかいねえ!

だから旅に出ることにした、このまま村にいたんじゃ、延々と木を作る作業を強いられる、それはまだいい、だが俺は、自分の物を分けてやるのは好きだが、盗られるのは大嫌いなんだよ!!


村を出るついでに、村長の家と近くの町にある貴族の家をチョコの木まみれにして家を崩壊させてやった

ハハハハハハハ!そんなにチョコが好きなら、チョコでも食ってろ!


賞金首になった、なぜだファック!

チョコ美味しいだろ!何がダメだったんだ!このいやしんぼめ!

おかげで体を改造する羽目になったぞ!

体に改造の種を植え込んで、筋力上昇、すばやさ向上、防御マシマシ、見た目かわいい、昔やってたソシャゲの嫁になったぜ!このスキル応用効きすぎ!w

肉体改造するにあたり、痛覚麻痺の木を作らなければ、途中でショック死していたかもしれん


この種の欠点は、想像できないことは種にできないことだなぁ

そのせいで女体化してしまった、こんなところでゲーム嫁しか作ってこなかった弊害が出るとは・・・鏡の木に映る狐っ娘の俺、かわいい、すごくかわいい、流石俺の嫁、さす嫁


予想外の女体化のせいで、服がダボダボだ

ん、そうか、服の種を作ればいいのか、さす種!さす種!


赤と白の巫女服を枝から切り取り、ついでに下着も切り取った

いろんな服が野ざらしの場所に生っているが・・・まぁ、誰か着るだろ、放置でいいや


とりあえず町に戻って冒険者登録しとこう、仕事するなら冒険者になってランクをもらわなきゃ・・・ん?別にいらなくね?

街入るための税金免除はありがたいけど、金でなんとかなるし、稼ぎも木の実(前世の一品)売れば稼げるし、冒険は勝手にすればいいし、氏名依頼で働かされるとか、だるくね?

そうだ、旅人になろう!この世界の美味しい物を食べるんだ!貴重で高価な食物でも、俺のスキルにかかれば量産可能!さす種!さす種!


そうと決まれば金になるものを作らねば!

「おぉぉぉぉぉ!!さぁこの熱いパトスよ!種と成って成就せよ!【高速成長】【金の試練】【熱きパトス】成れ、リンゴの木!」


いつまでも腐らない赤き果実を大量にたたえた巨木となった

手を挙げると、高速で飛来した果実を受け取り、かじる、うまい!ここまでうまいリンゴは前世ぶりだ!

さぁ、稼ぐぞ!


街は発展した


確かにリンゴ数百個は瞬く間に売れた

だが、木が大きすぎて、どこで取ったのか直ぐにバレた

そして木がある場所は、貴族の所有地になった

街の外やぞ!ふざけんなファック!チョコで満足しとけ!


試練リンゴの木:葉の下で手を挙げると、高速で赤い果実が飛来する、果実の美味しさは飛来する速度で変わる、手を挙げた者に合わせて飛来する速度も変わる、つまり強い人で受け止める技術があるなら美味しいよ!


強い冒険者が街に増え、りんごの収穫をしていくのが風物詩となった

ただ、俺が収穫する場所は、そこにはなかった

壁、壁、壁、壁、完全封鎖、完全封鎖である、これも全て魔法使いってやつが悪いんだ、土を盛り上げて外壁を作るとか、頭がおかしい、俺もやりたい

しかもギルドで認めたBランク以上の猛者たちしか収穫に参加できないとか、なんだそれファック!

俺が育てた木やぞ!なんでやファック!こんな街にいられるか!俺は旅に出るぞファック!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ