EP.61 引っ越し作業
うーん…。
よく寝た。
最近全然寝てなかったから、久しぶりに寝た。
やっぱり睡眠は大事だね。
というか、よく寝ずにすごせてたなと。
頑張ったよ、私。
さーて、ネイチャルとも合流したし、あとは皆でわあたしのダンジョンに戻るだけ。
家具なんかは私の空納に入れとけばいいでしょ。
んで、皆揃って転移したら万事OK。
後は何もすることないかな。
といっても、転移者はまだ後2人いるから、探すんだけど。
「彗さーん、準備できましたー?」
「ああ、全員揃ってるよ」
ん、ホントだ。
雫さんもいつの間にか帰ってきてたみたい。
目で挨拶しとく。
左から彗さん、雫さん、火花さん、そして彗ガールズ。
そしてどういうわけか、彗ガールズの3人はメイド服。
…彗さんの趣味?
変な人関りを持ってしまった?
そんな女子たちの手によって、私が寝てる間に家具は全部外に出されていた。
空納にしまいやすく、とても楽だった。
その仕事ぶりには、感謝感激雨霰です。
そんなことを思いながら空納にパッパッパと入れていく。
物の10秒足らずで、片付け終わり、転移ができる状態に。
それを見ながら、彗ガールズたちがぽかんとしてた。
どうやら、この世界で空間魔法を使えるのは、私以外居ないらしい。
何故分かったか、その答えはシステムによるもの。
今なら、転移をすれば無料でついてくる!
さあ皆もこれを使って、レッツ異世界!
転移方法?
それは知らん。
女神さまにでも聞きなされ。
そんなわけで全員を連れて帰ってきました、マイホーム。
その見た目は、つい先日までの禍々しいものではなく、真っ白に統一された豪華なお城。
皆が顎を外して凝視してる。
まぁ、びっくりするよね。
そんな皆を無理やり引き込んで、家具を配置してもらう。
私?
寝ます。
おやすみー。
「「「仕事しろ!!」」」