EP.59 ネイチャルの特殊進化
うん。
怒られました。
そりゃぁもう、とことんね。
でも、私もやりたいことがあったから人探しやってなかっただけだし、しかも料理が美味しいせいで名前聞いたり誘うの忘れてたりしただけだし…。
しかも軍隊確保したりして貢献してるじゃん。
それでも一番の根本である転移者探し忘れてる…。
と、それだけだよ。うん。
あっ、やっぱり私が一番悪い。
…本当にすみませんでした。
因みにあの料理の人の名前は、炎炮 火花さんというらしい。
名前からして物凄く燃えてそうなのに、見た感じネガティブそうだったなぁ。
私と性格逆なんじゃね?
変えたほうがいいかな。
変えるつもりないけど。
さて、ネイチャルを確保しとこう。
そのあと彗さん達と私のダンジョンに戻ろう。
「ネイチャルー、いるー?」
「ギャウ!」
あれ、なんか…でかくなってない!?
えっ、今までは方に乗る位の大きさしかなかったのに、私の腰に届くくらいにまでなってる。
しかも腕と足が生えた。
後子も狼みたいに…あっ、これもう完全に狼型のロボットだ。
うん。びっくりして理解が遅くなったけど、こいつバケモンみたいに変わった。
何があった?
≪スキル「念話」を獲得しますか?≫
あっ、そんなのあるんだ。
念話ってことは心と心で会話できるってことでしょう?
戦闘中に、「糞!囲まれちまったぞ!」
「どうするんですか、先輩!?」
「よし、俺が此処で足止めしておく。お前はそのうちに裏に回れ!」
「はい!」
敵「聞こえてんだよ、バーカ!!」
「「な、何ー!!」」
みたいなことになる事が無いということだ。
それは便利だ。
それにネイチャルとも話すことができる。
これは取るしかないな。
≪スキル「念話」を獲得しました≫
よし、使ってみようかな。
『おーい、ネイチャル聞こえる?』
『これは、主なのですか?』
おお、できた…。
『そうだよ』
『ほほっ!これで主と会話できるのですね!』
『そういう事だね。ところで何でお前そんなに変わってんの?』
『それが主がこっちに我を移してくださった時、3日程睡眠モードに入ってしまい、起きたらこんなことに』
『その間のことは覚えてる?』
『いや、意識もなかったです。前にダンジョンで進化した時と同じで…』
へー、じゃぁこれも進化なのか。
というより進化以外何があるのか。
調べてみるか。
≪生物が見た目を変化させる場合は進化しかありえません。
しかし、完全な生物でないものは進化以外にも、
口にするもので外見が変わるものもあります。
例:金属肉体生物 ≫
あれ?
確かネイチャル例の種族だったよね。
『ネイチャル、何食べてた?』
『えっ、肉が毎日出てきたので肉です』
うん。
原因それだわ。
…てか私の知らないところでこんなに成長してたなんて。
成長期に入った息子をを見て、こんなに変わったんだと思う母の気持ちが今ならわかる。
お母さん、ありがとう。
とか言って現実逃避してる場合じゃねぇ!
にくくったら外見変わるのは反則でしょうよ?
つまり魚を食えば猫になり、ニンジン食えばウサギになるとか?
変幻自在の忍者ってことか。
強い。
途中の取り囲まれた先輩と後輩の話はどうやればいいかわからず、行が変なことになってます。
こうしたらわかりやすいよ、という方がいらっしゃればアドバイスお願いします。