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EP.58 美花、遂に怒られる

「彗さん、お久しぶりです」

「あれ?今までどこ行ってたんだい?心配したよ」

「アハハ…。まぁいろいろありまして」

「まぁなんでもいいけど。君の分身も居たから仕事は楽だったしね」

あ、忘れてた。

回収しとこ。

「さて、転移者探しははかどってるかい?」

「…いや、それが、やってなくて」

「ん?何故」

「それが…」


それから10分もかけて説明した。

彗さんも男だからか興奮して聞いてた。

まぁ、私にMPでいくらでも出てく不死身の軍ができたと言ったら顔が青ざめて倒れそうだったけど。

説明してて改めてすごいことしたと思う。

…本当目を離したらイケナイ危険な乙女になりましたね。

自分で言ってて痛いな。


「ところで、転移者探しで一つ忘れてるところがないかい?」

忘れてること?

まったくやってない事は今言ったし、他には何もなくないか?

雫さん?

あれはパシリで街まで買い物だって。

大変だね~。

ということはもう何もなくないですかね、彗の兄貴?

私には分かりません。


「本当に忘れておられるんですね…」

と彗さんが言った途端、奥からそいつが物凄い勢い現れた。

「…まさかあのまま本当に忘れられるなんて」

…寿司屋の人だった。

物凄い怒っておられますね。

眉間にしわ寄せて、臨戦態勢入ってます。

とりあえず本当に襲われそうなので転移で後ろをとって首をとんっ、と。

漫画でよく見るからやってみたけどうまくいった。

…彗さんが物凄い眼で見てるけどしらん。

10分もあれば起きる…はず。


…うん、お寿司の感動で忘れてたけどこの人も転移者だった。

完っ全に忘れてました。

「どういう事かお話ししましょうね?」

この後いきなり襲ったことと忘れてたことについて2時間怒られた。

…あのダンジョンの方ができたらこんな低レベルダンジョンより向こうで会議したほうがいいじゃん!

って言って話しそらそうとしたら「後で」ってめっちゃ怒られた。


あれ、私ずっと怒られてない?

何でだーーーーーーーーー!!!


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