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EP.44 男の昔語り Part.1


目が覚めたらそこにいた。


ここはどこだ?

思い出せない。

自分がなぜこんなにも暗い場所にいるのか。

てか俺は暗い場所が嫌いだ。

だってそんなとこにいるだけでドンドン気分が暗くなっていきやがる。

ホントに嫌いだ。

そんな所にわざわざ自分からはいるバカはいないだろう。

…たぶん。

ま、そんなことはどうでもいいのだ。

この状況を早く確認しないとな。

とりあえず、ここが何かの中なのは確定だ。

動いて蓋なりなんなり開ければ抜け出せるだろう。

…っふ!

…動けない?

え、なんでですか。

今まで通り動こうと…。

…今まで通り?どうやるんだ。

そういえば今まで腕や足の動かし方なんて考えずに動かしてたな。

動かし方とかわかんねー。

じゃあ何でこんな状態になってるの?

…思い出せない。

この状態で目覚める前のことが丸っ切り思い出せません!

どうしてこうなった!

よし、俺は逃避行動をとる!

すなわち寝る。

何をしても無駄無駄無駄無駄!

お休みなさー…


「なーに?この箱。」


…人?

女の人の声だ。

この俺に気付いてる?

…俺がはいいてる箱に気づいてるだけか。

あのー、あんまりガンガンして置けようとしないでー。


ガコンッ!


「あら、可愛いわね。」

ファ!?

俺が可愛い?

ハッハッハ。

何を言っているんだこの人。

俺が可愛いだってそんなことあるわけないだろ。

それこそ、小さい頃に戻ったりしてないと、お世辞にもそんなこと言えないっしょ。

ま、一応確認するか。

目だけ動くし。


確認してのが間違いだった。


…体が、小さい?


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