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EP.22 鉱山都市グランザム

魔王襲撃から2日。

私達は、あの町から東に10キロほど行ったところにある街にいた。

元居た町よりも1段階大きな「街」だ。

名前は鉱山都市グランザム。

ところどころごつごつしてる、岩山にある町だ。

そこで彗さんたちとはいったん別れた。

私は、自分が危険じゃないくらいのダンジョンに、彗さんたちは自分たちのレベルをもっと上げるために高度なダンジョンへ。

それぞれに適したダンジョンに行き、レベルを上げることにした。

魔王を倒すために、少しでも強くなるために。

というわけでー。

うん。

すごくテンションが下がっちゃうね。

だってあんなことの後だもん。

普通はやる気なくすよね。

自分がこの世界を救う救世主ダー!

とか言ってたら、あんなバケモン出てきたんだよ。

いやいやいや。

勝てるわきゃねーだろ。

どうゆう鍛え方すれば全ステータス90000になるん?

しかもHPとかには+値ついてたし。

レベルとか400越えだよ?

もうね。

やる気失せるわボケー!

お前なんか死んじまえ~!

と、いかんいかん。

ネガティブ思考はいかんぜよ。

まあでも。

あいつは無理だ。

関わったら死ぬ。

関わらないようにしよーっと。

そんでもって変な考え事してたらつきました。

LV.2のダンジョンに!

ここのダンジョンモンスターはなんと!

ゾンビ、なんですねー、これが。

もうね。

まじ気持ち悪いのよこれが。

見た目はまんま人間なのに、緑色の皮膚して、油でてかってて、しかも臭い。

しかもアーアーってうるさいの。

臭い、うるさい、気持ち悪いの三拍子そろったモンスター。

今ならなんとお1人様50体をご提供中。

生き残れるかはあなた次第。

勝てば一攫千金、負ければ死。

この機会にどうぞお電話を~!

てなぐらいキモイのがうじゃうじゃいる。

でも、いいことも1つある。

なんとこいつら、経験値めっちゃ持ってるのだ!

10体倒しただけでレベルが1上がったくらい。

そん時はマジでビビった。

スライムの時がばからしくなるね。

はっはっはー。

・・・笑えねー。

で、こいつらに一番驚かされたのが、ドロップ品だ。

「ウガーッ!アー!」

っと、ちょうどいいところに来やがった。

こいつで試してみましょう!

とりあえず牽制で火の魔槍を5つ飛ばす。

やっぱり動きは遅いので3つほどが当たる。

そのすきに、極限までダッシュして肉薄し、胸元に短剣を突き立てる。


《桜木美花がLV.6からLV.7になりました。

 各種ステータスが強化されました。

 熟練度が一定に達しました。

 スキル「短剣」がLV.4になりました。》


と、ちょうどよくレベルも上がった。

そんでドロップ品は、このつやつやとしたリンゴ!

おいー。

なんでこんなきもいのからめっちゃうまそうなリンゴが出てくんねーん。

と、思わず突っ込みたくなる。

ちなみに、毒なんかは一切なく、結構高値で売れるのだ。

うん。

あれだ、人は見た目じゃなくて心。

そういうわけだな。

とりあえずステータスだけ確認しておこう。


《ステータス 

 転移者 桜木美花さくらぎみはな LV.7

 HP:3000/3000

 MP:3500/4000

 SP:500/1000

 平均攻撃力:1500

 平均防御力:800

 魔法攻撃力:4200

 魔法抵抗力:3500

 スピード :5200

 運動体力 :2200



 スキル

 「魔力大感知 LV.5」「魔力操作 LV.MAX」「MP消費緩和LV.4」「腕力強化 LV.4」「神速 LV.3」

 「持久 LV.4」「火属性魔法 LV.5」「影魔法LV.3」「短剣LV.4」「隠密LV.2」「アクロバットLV.2」

 「鑑定 LV.2」

 

 称号

 「転移者」:効果 転移者に与えられる称号

          1つスキルがもらえる       

 スキルポイント

 9100      》


と、こんな感じ。

こうしてみると魔王って、チートなんだなーと。

ホントにバケモンだね。

まぁ、常識の範囲からいったら私もチートみたいなもんだけど。

この世界の兵士の平均ステータスが500くらいらしいの。

エリート兵士で1000くらい。

そうしてみると私はもう人の領域を超えてる。

それを超えてる彗さんはもっとやばい。

魔王とかもう比べるまでもない、何が来ようとムダムダムダムダー!

というわけで少しでも各上に追いつくため、日々レベル上げをしているわけなのである。

ちなみに今私の全財産は25アリルである。

日本円でいうところの2万5千円くらい。

2かでこんだけ稼げるとか。

日本じゃ考えられないね。

億万長者、夢じゃないかも。

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