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第4.5話 学校へ

ある朝、レイナはまよりと朝食を食べながらTVの動物特集を観ていた。

「レッサーパンダって本当に2本足で立てるんですね」

「意外と立つらしいよ。昔、2本足で立つレッサーパンダがブームになったらしいけどこのあいだレッサーパンダ全体が割と立つってTVで観たなぁ」

生きるために必要だったということかな?

「・・・ん、そういえばまよりさん、まだ行かなくていいんですか?」

「・・・へ?」

食パンを食べながら告げられたレイナの言葉にまよりは時計を確認して焦るように残りの朝食を口に放り込み始めた。

そして食べ終わると食器を運んで大急ぎで鞄を持って玄関の方へ。

「それじゃ行ってきます!」

・・・風のように行ってしまいました。


レイナも食べ終わり、食器をまとめて洗う。

最近では、幸路とまよりが学校に行っている間、家にいるレイナが掃除や洗濯などの家事をすることが日課になっている。(ちなみに料理は何故か止められたのでしない)

というよりそれぐらいしか今のところはすることがありません。今迄なら暇な時があれば黒魔術の研究などをしていましたが今は色々と勝手が違うので出来ません。

・・・何が言いたいのかというと、ある程度の家事が終わると暇なんです。

レイナが掃除を終えると使い魔人形が持ってきたものに気付いた。

それはまよりのお弁当でした。

なんで!?と思いましたがそんなことは置いておいて届けに行くことにしました。

私服は目立つからとまよりが貸してくれた薄い青のワンピースに着替え、鞄にお弁当を入れ、黒魔術で捜索用の使い魔を用意します。(場所知らないので)

外では黒魔術は使うなと言われてますが家で行使しているのでセーフです。(多分)

というわけで任務開始です。


外の日差しは午前中だからなのか季節の割にはそこまで強くなく、まだ過ごしやすい方だった。

マスコットのように使い魔人形を3体ほど鞄に忍ばせ、その内の1体の犬型使い魔を外に出して痕跡を辿ります。

幸い、周りに人の気配が少ないので騒ぎになることはありません。

犬型に誘導されながらこの辺りの色んなものを見ました。

やっぱり私の知っているものとは似て非なる景色がいっぱいです。

結構寄り道しましたがなんとか目的地と思われる広い敷地を持つ大きな建物に辿り着きました。

「そこの君!」

「はい?」

「見たところ、ここの生徒じゃないな」

入ろうとしたら止められました。

どうやらこの人は教員で、部外者は入ってはいけないらしいです。

私の通ってたところは出入り自由だったけどなぁ。

「あの、忘れ物を届けに来たんです。」

「忘れ物?誰のだ?」

「えっと、まより・・・」

「レイナちゃーん!」

「まよりさん」

説明しようとすると向こうから当人が来たのでレイナは手を振って応えた。

それでまよりに気付いた教師が口を開く

「市道!お前の知り合いか!今回は大目に見るが次からは気を付けろ!」

「はーい!言っておきまーす!・・・レイナちゃんこっち」

まよりに木陰に連れられ、そこでお弁当渡してこれで任務完了です。

「おお!ありがとー!困ってたんだ!・・・にしてもよくわかったね学校の場所」

「人探しは得意な方なので」

使い魔での探し物は何度か頼まれたことあるので。


それから昼食を一緒にすることになり、まよりさんに紹介され由貴さんと静さんという友人が出来ました。


書き溜めはここまでです。

次回以降は未定となります。

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