表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

やっぱり、変


このオトコ、そーとー変。


「ねぇ。ここ教えて欲しいんだけど」

ちょんちょん。

背中、つつく。


振り向く。

「あぁ、ここ。ちょっとわかりにくいですよね」


説明、上手い。

「あ、そか、なる。ありがと」

「どういたしまして」


「彼、カッコいいよね」

他のクラスの女子たち、囁いてるの、知ってる。


でも、やっぱり、変。


急に、頭かかえる。

突っ伏す。

突然、すくっと背を伸ばす。


時々、独り言。

「なんて、おこがましい」


は?


ちょんちょん。

「ねぇ、最近バレー部、どう?」

「いつもと同じですよ」

顔、崩さない。


「なぁ」

あ、男バレのコ。


「昨日さ。

お前、外れてろって言われたろ?」

「…はい」

「あの後、ヘタってたじゃん」

「はい」

「オレら、ハラハラしてたんだけど」

「…すみません」


「部長がさー、アイツだから大丈夫って」

「…ッ」


「何言ってんの?って思ったけど。

ホント、すぐ戻ったよな。 何悩んでたん?」

「…いえ。

ただ、忘れてたことが、あっただけです」

「へぇ。じゃ、もう大丈夫か?」

「はい」

「ならいいや。部活、行こーぜ」

「あ、すぐ行きます」


ちょんちょん。

「何の話?」

「え。 何でも、ないです」


「そう?」

「…ええ。俺は、できることしかできない。

それを忘れてただけですよ」


やっぱり、このオトコ、変。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ