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必死 2

8話目です(。˃́⌔˂̀。)

今回から投稿を20:00確定にします!

僕は寝る前、考えた。

明日は絶対ヒナに会いに行こうって。

でも、、、、。いざ、今日になると不安が僕の心を襲う。

大丈夫かなって。

お母さんにバレたらもう二度と病院にすら行かせてもらえないかもしれない。

いじめられてることは、お母さんには内緒だったから、悩んでることはずっと話してないけど。

でも、悩んでることに変わりはない。僕はずっと悩んでた。このまま悩み続けてもだめだから、なんとか病院で検査してもらったけど、お母さんは半信半疑だった。

いつまでも僕を疑って、僕を信じようとしてくれない。


「おはようございます。」

 いつものように教室に行くと僕の机がなかった。

クスクス笑う声。

静かなクラスメイトの、不安そうな顔。

ニヤニヤしている女子たち。

「おはよー!って、あれっ?チソラ、どうしたの?」

 ミクが登校してくると、教室の空気が変わった。ちょっとざわってして。みんな周りの友達とコソコソ話し始めた。

「あ、ミク。昨日はなんで休んだの?」

 と学級委員長のゆかりが聞く。

「え、え?ただの風邪だよ?ていうか、チソラ大丈夫?机は?」

 ミクが動揺する。

「あー。なんか、変なウワサがあってさぁ。だから私が机を廊下に出して“あげた”の。ねぇ、ミク。チソラちゃんと付き合ってんでしょ?」

 ゆかりが言うとミクが血相を変えて

「なんで?なんで私がチソラと付き合ってることになってるの?私は別にチソラと付き合ってない。嘘のウワサをたてて、いじめて。バカみたい。」

 と、ミクが叫ぶように言った。

ミクの息が荒い。

はぁはぁ言いながら、僕のために、ゆかりと話している。

「僕の机。」

「僕の机返せよ!」

 気がついたら、叫んでいた。

僕のことなのに、自分で解決しないのは、嫌だった。

制服のスカートがゆらゆらする。

あまりにも格好と似つかない発言に我ながら笑ってしまう。

なんで、僕はこんな格好をしてでも学校に来ているんだろう。

勉強をするため?

でも、勉強は嫌いだ。

じゃあ、何を目的として学校に来ているんだろう。

ミクと会うため?

でもない気がする。

ただ、毎日同じことを繰り返すだけの毎日。

きっとそこに、正しいことなんて一つもなかったんだ。

嫌なのに学校に行って、いじめられて。家にも居場所はなくて。

こんな生活なのに、必死に生きている僕は、バカみたいだ。

読んでくださってありがとうございます(´∀`)♡

次話、明日投稿します!

チソラはどうなっちゃうんでしょうか???

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