交換 1
17話目です!
「ヒナ、手術日、決まった。あと一週間くらい。」
僕が言うとヒナは少し笑った。
「私も、手術日決まっちゃった。」
とヒナは悲しそうにそう言った。
「まず、日本で胸の手術をして、その後タイで本格的に手術なんだ。最初が5月24日、タイに行くのは5月29日なんだけど、、、。」
と僕が言うとヒナがびっくりして
「そう、なの、、、。私も、同じ日に手術、、、。5月の、29日。」
と言った。
「、、、!手術日ヒナのところにいたかったな、、。」
「私も、そうだよ。あと、その日、私の誕生日なんだ。同じ日に生まれて、死ぬのかなあ。」
ヒナが涙声でそういった。
「生きるよ、ヒナは。生きて、生きてよ、、、。」
悪化してるのもわかってた。手術したら死んじゃうかもしれないのも。全部。
生きてほしかった。
ヒナに、生きてほしかった。
「私の話、しても良い?」
ヒナがそう切り出した。
「私はね。チソラくんは明るいって思ってるかもしれないけど、クラスでは静かな子なんだ。ゆんちは、そんな私を明るく元気づける役目だった。いつも明るくしてくれた。私は、チソラくんに元気になってほしくて、最初から明るくしてた。そんなところを好きって言ってくれた。でも、、、病状が悪化したらそんな元気もなくなっちゃって、最近は笑えなくなった。チソラくんの話すこと、全部好きなのに、笑いたいのに、笑顔をつくる元気もなくなっちゃって、、、。悲しいよ。ほんとはね、手術日違ったんだ。でも、あまりにも早く死にそうだったから、早くなっちゃって、、、。だめだね。私は、生きたい。これからの先も、チソラくんがもっとかっこいい男の子になるのを見たい。もっとおとなになって、先の未来をみたい。でも、叶いそうにないな。______私の将来の夢は、アイドルになること。子供っぽいって思うかもしれないけど、私は誰かに明るい笑顔で勇気をあげたいってずっと思ってた。
チソラくんに、託してもいいかな。アイドル。」
ヒナはそう言うとニコッと笑った。
アイドルは、男の子でもできるんだろうか。
“諸君、狂いたまえ!”というのに当てはめるなら、僕はアイドルになっても、誰にも何も言われないけど。
「ヒナの笑顔なら世界中の人を魅了できたかもしれないのにな」
僕がつぶやくとヒナはぱぁっと向日葵みたいな笑顔で笑った
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次話は明日投稿!




