想い 3
16話ଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧
チソラがお熱です、、、。
「大丈夫?ちぃ。」
高熱はじゃないけど、熱を出すとやっぱりだるい。
「お姉ちゃん、だるい。」
というとお姉ちゃんは冷えピタを持ってきて僕のおでこにはった。
「ちぃ、無理しないでね。性別の事、お母さんから聞いちゃった。教えてくれたら良かったのに。私じゃだめだったの?私は、お母さんに特別扱いなんて、されてないよ。むしろ、いい成績をとってないと怒られそうで、怖い。お父さんは全然居ないし、忙しそうだから話せないし、、。私に相談してくれてよかったのに。」
お姉ちゃんはそういってふわっと笑った。
「ちぃ、あのね。“諸君、狂いたまえ!”って言葉知ってる?常識にとらわれず、自らの志に従って生きているものは愛すべきだ。っていう意味なんだよ。だから、ちぃは性別が違くても良いんだよ。普通じゃなくて全然良いの。」
お姉ちゃんはそういうと僕の部屋を出ていった。
“普通じゃなくて良い”か。
お母さんも、お姉ちゃんも、僕が話したらわかってくれた。
僕の想いは伝わったってことなのかな。
「諸君、狂いたまえ、、、。」
僕の呟く声が部屋に響く。
お姉ちゃんの「いってきまーす!」という慌ただしい声。お母さんがバタバタ出ていく音。そして、シーンと静かになった。
狂う、、、ね。
「ヒナ。」
「ん?どーしたの?チソラくん。そんな改まって。」
いつものようにヒナの病室に行くと、ベッドの上に寝るヒナと、ピッピッピと鳴っている機械の音、点滴が見えた。
日に日に病室に物が増えていく。
「う、うぅ、、、。」
ヒナが苦しそうなときがある。
明るいヒナが、どこかへ行ってしまったような感じだった。
僕は、ヒナに好意を抱いていた。
明るくて可愛くて、向日葵みたいに笑う、ヒナが好きだ。
「僕、ヒナが好き。ヒナが、僕のこと忘れないうちに、ヒナが____居なくならないうちに、、、伝えて、おきたくて。ヒナのこと、好き。」
僕がそう言うとヒナはびっくりしたような顔をして、その後恥ずかしそうに笑って
「私も、チソラくんのこと、好きだよ。かっこいい“男の子”だから。」
と言ってくれた。僕は自然と顔が赤くなるのを感じた。
心拍数が上がって、変な気持ちになる。
付き合う、とかそういうのじゃない。
恋愛だけど、僕はヒナが居なくなっちゃう気がして、好きって、それだけ。
怖いから。付き合っちゃったら、今の関係じゃなくなっちゃう。
今の関係がちょうどよくて、辛くない。その分ドキドキしないけど。
たぶん、あとちょっとで、離れちゃうから、、、。
読んでくださってありがとうございます!
次回はヒナとチソラが話します!
明日投稿しますଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧




