「「まだ」」 2
12話目☆
ヒナに変化が、、、?
次の日も、病院に行った。
学校に行かなくなった僕の居場所は、病院のヒナの部屋だった。
でも、昨日ヒナの病気が悪化したらしく、ヒナの部屋には大きなベッドが設置されていた。
「んう、、、。あれ、、。チソラ、くん?」
「寝起き?」
「あ、あははっ、、、実は、あんまり体調良くなくてさ。」
ヒナが苦笑いしながら言った。
「無理、しないほうが良いよ。もし、僕が居ない方がいいなら、、、。」
僕がそう言うとヒナが慌てて
「いや、チソラくんが居てくれた方がいい!」
と言って、すぐそっぽを向いた。
「、、、そっか。」
なんでそっぽを向いたのかわからずにそうつぶやく。
「、、、すぅ、、、。すぅ、、、。」
話すだけでも疲れたのか、少したったらヒナは寝ていた。
相当病気が悪いんだろうか。
「大丈夫、かな、、。」
僕の呟く声が部屋に響く。
「日那乃!大丈夫?はぁ、はぁ。」
ドアがバタンと乱暴に開いて、制服を着た女の子が入ってきた。
日那乃、、って誰だ?
「ひな、の?あ、寝てる、、、。って、わあああああ!誰、あんた!」
女の子が叫ぶ。あまりの大きい声にヒナが
「うぅ?あ、ゆんち?、、、おはよ。」
と起きてしまった。
「ごめん、日那乃!この子、誰?」
ゆんちと呼ばれた子が言うとヒナが
「チソラくん。私の病院友達だよ。あ、チソラくん、この子友達の結。」
と言った。
日那乃ってヒナの本名なのかな。
わからないけど、ヒナに似合う、可愛い名前だなって思う。
「病院友達?聞いたことないんだけど。」
結さんが怒った口調でそういった。
「まぁまぁ。ゆんち、落ち着いてよ。それより、こんな午前中にどうしたの?」
ヒナがそういう。
「学校、今休み時間で。先生に日那乃はいつ来るんだ?って聞いたらわからない、病気が酷いらしい。っていうから!」
と結さんが怒る。
「あぁ、そう。そんな、大袈裟な。お医者さんが、前より酷くなってます、って言ったらお母さんがびっくりしちゃって、先生に言ったんだよ。全然、なんともない!元気だよー。」
とヒナがニコッとして言うと結さんはホッとしたように胸をなでおろす。
でも、僕はわかった。
ヒナのちょっとの変化に。
ニコニコしてたけど、いつものヒマワリみたいな笑顔じゃなくて。
困ったような笑顔だった。
ヒナは嘘をついてる。
なんでだろう?
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