表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/149

31 出会った二人

 週末。レナとフランと一緒にダンジョン、竜の巣窟に来ていた。


「貴方がフランチェシカさん? 噂は聞いてる。高LVの海外留学生。わずか14歳で探索者(シーカー)ランクAAの天才」


「フランで良いよ。後LVやランクだけで判断しない方が良い。実戦でこそ、その人の真の実力が分かる」


「流石だね……心構えが違う」


「これくらい普通よ」


 二人は軽く微笑み、お互いに見つめ合う。


(ん? 少し空気が重いような。初対面だからかな)


「あのさっ。立ち話もあれだし!! ダンジョンに行かない?」


「そうね」


 ダンジョンに入ると二人は顔つきが変わる。絶対に守り切るという意思を強く感じる。フランが魔物を引き付ける。それを狩る王道スタンス。


 楽々と進み。五階層まで来た。魔物の数、奇襲や強襲が増える。フランが後衛を守ろうと魔法を使おうとした。しかし、レナはそれに簡単に対応してみせた。


(へぇ。そこら辺の魔法使いとは違う……LVこそ足りないけど技術はランクBの探索者(シーカー)に勝るとも劣らない。やっぱりギルドはランク制度の見直しをするべきね)


「レナの最高到達階は?」


「竜の巣窟では40階層」


「40っ?」


「師匠とのパーティーではね。ソロの時は16階層が限界」


「……十分よ。この分だと25階層に行けるかもね。このダンジョン専門の探索者(シーカー)に良い所を教えてもらったの」


「あそこに行くの?」


「知ってるみたいね」


「当然。行こっかキョウ」


「が、頑張るぞー」


(どうしよう……偽装LVを上げるべきか上げないべきか、そこが問題だ)



 25階層に着くと魔物を狩りまくった。そして、数時間狩りをして無事に生還した。どうやらこの二人は意気投合したらしく、また一緒にパーティーを組もうと約束していた。


誤字報告下さった方、ありがとうございます!! 修正しております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] やはりダンジョン入ってるのにずっとLv3は無理だろうねw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ