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147 刺客

 突然竜が現れ、それを討伐してから約一か月が過ぎていた。今までとは違う、本物の竜。未だにニュースや動画などで様々な考察がされている。


 竜の強さ、謎の人物、次元の歪みなど話題に尽きない。今後また同じ事が起きたらどうするかなども議論されている。




 フランが家でペンギンと戯れている。戦士には休息が必要だ。


「よしよしよしぃ~。リンちゃ~ん」


 ライラと静音は兎に夢中だった。


「リリたんきゃわきゃわですわー」


「リリちゃん~もふもふ~」


 シオリは仰向けで猫のミミをお腹に乗せ、無言で撫でていた。


(うん、平和なのは良い事だ)


 彼女等ののんびりとした様子を見ながら昼食を作ると皆がテーブルに集まってくる。シオリが言う。


「竜肉……さすがキョウ……」


「どんどん食べてくれ」


 フランたちも嬉しそうに皿に盛り、パクパクと美味しそうに食べ始めた。



◇◇◇◇



【とある国】


 フードの男の前に五人の男女がいた。フードの男は彼等に告げる。


「次のターゲットは日本だ。どんな手を使ってでも良い……破壊しろ」


 五人のうち、一人の男性が聞き返す。


「ッ……日本、ですか?」


「不満か、イレクス?」


「いえ!! そのような事は決して!!」


 今度は女性が言う。


冠帝(かんてい)様。しかしなぜあんな小さな極東の島国を? ロードを送り込めばそれで解決するのでは?」


 名前を呼ばれた男、ロードは小さく頷いた。フードの男がそれを否定する。


「ドローマ、それは少し前までの話だ。今は違う」


 ドローマは興味深そうに聞いた。


「もしかして異世界人ですか?」


「そうだ。この世界は俺の盤上(はこにわ)。だが、イレギュラーが暴れている……これは許されることではない」


 冠帝と呼ばれた男は続ける。


「プレイヤーはなん人でもいて良いが、ゲームマスターは二人も要らない。そう、支配者は一人で十分だ。俺が許可しよう。邪魔者は全て殺せ……」


 それを聞いた五人は跪いて言う。


「ハッ!! 仰せのままに……」


 五人は日本へと旅立った。一人になった男は不気味に笑っていた。


「さて、お前たちはどんな余興になるか。精々愉しませてくれ……」




ご一読いただき、感謝いたします。


伏線や人物関係を最低限書いたので、残りなん話かは未定ですが、一旦完結に向かわせます。


他の作品も書いてますので、よろしければ手にとって頂けると幸いです。

ただ、書きたいものを書くので癖が強く合う合わないが激しいと思います。王道も好きですが、ギャップがある方も好きなので、その影響で欠点がある人物を描くことが多いと思います。

無理をなさらない程度に、もし興味がございましたらご一読ください。


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