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美少女の見る夢は

ダ女神の独り言

作者: 葉山麻代

「美少女の見る夢は」の番外編です。

部下がやらかしやがったー!

おっと失礼。


育児休暇取ってワクワク子育ての最中に呼び出された。


部下は、ちょっと失敗して生態系を壊しかけたらしい。


それはちょっとじゃなーい!

もう3歳なのだから良いでしょ。じゃなーい!

学びにあがるまで一緒に過ごすために今まで無理を押してきたんだー!


私は人間から女神と呼ばれるなにかだ。

生物は弱い。環境変化ですぐ死んでしまう。


ほんの1000年見てくれ。って、人の1000年は私たちにとって1000日だけど、それは子供の成長では約3年だよ?


愛しい我が子と離されて不機嫌でいると、

当事者の部下が、謝りにきた。

きれいな花を増やそうと、媒介する虫を増やしてみたら、虫だけが増えちゃったらしい。

血の気が引いて頭が冷えた。。


少し冷静になると、弟のところに預けてきた我が子に、乳母すらつけていなかった事を思い出した。


乳母かぁ。頼める人居たかなぁ?


ちょっと思い付かなくて愕然とする。

いっそ、人間を雇おうか?

がしかし、勝手に人間を移動させると規定に触れる。


そうだ!精神だけなら移動させたことにならないかも。


よし、応じてくれる人間を探そう。


夢に入り込み、寂しい人間を探す。


いたいた、夫を亡くして心が寂しい人間だ。



貴女にお願いがあります。

私の頼みを聞いてくれるなら、あなたの願いを叶えましょう。


そう囁くとその人間は振り返った。


「頼みとは何ですか?」


あなたの夢の中で私の子供と遊んでください。


「そんなことで良いならいくらでも!」


女神のような心優しい人間だった。

あ、女神は私か。


よし、サービスでめっちゃ美人にしたろ。

あ、でも娘と遊ぶなら10歳くらいのちょっとお姉さんが良いな。


そして娘のもとに送り込んだ。


あ、状況説明するの忘れてた!


空にあるマイルームに呼び出してお礼しようかと思ったのに、電波悪くて上手く伝わらんかった。


それから娘と遊んでくれているらしい。


が、数日後、その人間が倒れた。

脆弱な人間はたった数日寝なかったらダメなんか。


一日中いなくたってよかったのに、この人間は真面目だった。こちらで制限かけないとダメか。


今回はテレパシーで意味を伝えた。

上手く伝わったようだ。

このとき、この人間に触れていた身内を巻き込んだみたいで、間違って連れてきたみたいだ。

慌ててもとの世界に戻した。


結果的に、連絡事項が伝わったようで問題ないな。


これからは月に5~6回遊びに来るらしい。

3年弱、頼むよ!



乳母は弟に探して貰おうっと。

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