お父様と話し合う事にしました。
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クロード様達が帰った後、私は家族と話し合いをする事にしました。
お父様が帰宅したら婚約の件でお話がしたいとお母様に話すと、お母様もそうね、まだちゃんと話して無いものね。と仰ってお父様に伝えると言ってくれました。そして、お母様も一緒に話を聞いても良いかしら?と仰ったので、はい、と返事をしました。私の話をきっと聞いて両親はきっとびっくりするかもしれないけど、でもきっと大丈夫……。ちゃんと理解しようとしてくれるはず……。
その夜、お父様が帰宅すると私はお父様の書斎に呼ばれました。ドアをノックして部屋に入るとお母様は長椅子に座っており、ニッコリ笑って隣に座る様目で合図をしました。私はそれに従って、お母様の隣に座ります。するとお父様が、お前が思ってる事を話してくれと仰いました。私はこくんと頷きました。そして、どうして第二王子と婚約したく無いのかを話す事にしたのです。
私は、信じられないかもしれませんが、と前置きをして、前の時間軸で起こったことを全て話しました。そして気がついたらここに戻っていた事を、そして同じ事を繰り返さない為に今まで婚約したくないと言い続けていた事を話しました……。お父様とお母様はとても驚いていましたが、私の様子を見ていて察するものがあったようです。
「そうか……、時戻りとか、驚きだが、ここの所のお前の様子が明らかにおかしかったから、これで納得はできたよ。」
お父様が仰いました。お母様も涙を流しながらコクコク頷きました。
「プリシラ、一人で悩んで、苦しかったでしょう?」
「でも、私に取っても信じ難い事でしたから……、お父様やお母様を苦しめたく無かったんです……。」
私がそう言うと、お母様が私をぎゅうっと抱き締めて、
「もう大丈夫よ。一人で苦しまなくて良いの……。一緒に考えましょう……。」
と、言って下さいました。お父様も私のそばにやってくると、お母様と私を一緒に抱き締めました。
「プリシラ……、よく話してくれた。凄く戸惑ったろうし、迷っただろう、そして苦しかったろう……。マリーベルの言う通りだ、これからはみんなで考えよう。」
お父様とお母様の言葉に私はホッとして、子供のように声をあげてわんわん泣いてしまいました。お父様とお母様が私を抱き締めながら頭や背中を撫でて、あやしてくれます。やっぱりお父様とお母様はあの時私のことを最期まで信じてくれたように、今度も私の事を信じてくれたようです。
「しかし、婚約に関しては、断るのはかなり難しい事になりそうだな……。」
お父様が呟きました。
「私もそう思います。」
と、私が答えると、お母様が心配そうにお父様を見ました。
「あなた、なんとかいい方法はないのかしら……。」
お父様は考えるように腕を組みました。
「そうだな……、王妃様が望んでいる以上、婚約はほぼ確定だろうな……。ただ……、」
お父様は思い出した様に仰いました。
「マリーベルがお茶会の時に王妃様から言われた様に、仮婚約と言う形にすれば、お互いに利がある様にできるかもしれない……。」
仮婚約は王妃様が先に言い出したので、それをこちらが言い訳に使えると言う事なのでしょうか?
仮ならお互いに不都合が起こった場合にいつでも解消可能です。そして仮なので、サインも必要ないと、そういう事なのでしょうか?
どうやら私はサインをしなくても良いことになりそうです。
「仮なら色々こちらの条件も出せそうだな……。」
お父様がちょっと悪い顔をしていますが、気の所為かも知れません。
「しかし、私の可愛いプリシラをそんな目に遭わせるとは……。」
お父様の声にゾクリとしました。
「私も実家の方からそれとなく探らせてみますわ。私の大事なプリシラを傷つける者は万死に値します……。」
私の心配はなんだかあらぬ方向へと行きそうですが、とにかくお父様もお母様も信じてくれて良かったです。
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